5.○○はステータスです!
ユニークが400、
PVが2,000を超えました。
みなさんありがとうございます!
嬉しさ極まってさっき頭を打ちました。
…痛いです。
あの後、息を吹き返した俺とシラナギは、始まりの場所の世界樹付近で談笑していた。
「それで、あと二人来ると言ってたですけど、その二人はどういう人たちなんですか?」
「う~ん、そうだな…学校一友達の多い奴と、学校一ファンの多い腹黒だな…」
「…リュートさん、遠い目をしてますよ。何があったんですか」
気付かぬうちに遠い目をしていたようだ…
まあ仕方ないと言えば仕方ないことなんだが、いろいろあったからな…
俺の腹黒な幼馴染さんはね、事あるごとに『あの』妹を脅し文句にしてくるんだ。
しかも、内容がすべて無茶振りでさぁ…
画鋲がたくさん入った靴を履かせるんだ…笑顔で…
腐った牛乳を飲ませて観察してくるんだ…笑顔で…
中でも一番はアレだな…
あいつの家に泊まったときだ…
睡眠薬で眠らせられて、下着を大量に被せられて、
あいつ何したと思う?
あいつの両親を呼んできたんだよ…俺が起きるタイミングにジャストで…
それも勿論、極上の笑顔で…
「頼む…聞かないでくれ、思い出したくないから…」
俺のトラウマダイアリーである。
しばらくこんな感じの会話が続き、
「おーい、影斗ぉ、どこだぁ。いるなら返事しろぉー」
なんか龍っぽい安達ともう一人、なんかグラマーなネコミミが来た。
龍っぽい安達は、背や顔はそのまま、髪が赤茶けた短髪で、頭の横から後ろに向かって2本の角が生えている。
グラマーなネコミミさんは、なんか誰かに似ている気がするが、ボンッキュッボンッにものすごい違和感を感じる。
髪の色は栗のような茶色で、目が黄色く全体的に猫っぽい。
「おい、安達。リアルネームを大声で叫ぶんじゃない。マナー違反だぞ」
まあ、俺も呼んでるけどな…
「おう。悪い悪い。これが一番早そうだと思ってな」
爽やかにイケメンスマイルで謝ってきた。
なぜだ…謝られているのに腹が立ってきた。
「いやまぁ、いいけど…安達、愛理は来てないのか?」
「ん?そこにいるだろ?」
そう言って安達は一緒に来ていたネコミミさんを指差した
「グラマーなネコミミさんしかいないけど?」
「?それが風見さんのアバターなんだが」
何を言ってるんだ?と言う顔で見てくる安達
「いやっ!?だってっ!?愛理だよ!?あのつるぺたペッタンだよ!?むしろ絶壁どころかくぼんでると言う噂の愛理だよ!?」
ふと、安達を見ると、不自然なくらいにガタガタ震えていた。
そして理解した。後ろに、形容しがたい殺気の塊がいる…
「言いたいことは…それだけかい?」
スゥ…と、首筋に冷たい感触が添えられる。あまりの恐怖に、後ろを振り向くことができない。
「言いたいことはそれだけかい?」
感情を一切感じさせない合成音声のほうが違和感のない様な声がする。
あ、もう助からないね、コレは。どうせ助からないのならば、最後まで…言い切る!!
「…いや、ひとつだけ、言っておかなければいけないことがある!」
そうだ、これだけは!!この事実だけは…!!
「貧乳はステータスですっ!!」(キリッ!!
言い切った直後、俺の体には首から上がなかった…
この後の詳しいことは、死体がスプラッタになり過ぎて、表記不可です。
ゲームって怖いな。
五分後
死に戻りして戻ると、愛理(どうやら、胸を元に戻したようだ)と安達が手を振っていた。
機嫌は戻ったようだ…よかった。心底そう思う。
「ま、まったく、リュートさんがいきなり死に戻りするからビックリしたんですよ!?私まで殺されんじゃねぇかと思ったです」
ちょっと、泣きそうな顔をしたシラナギが訴えかけてきた。
「いや、悪いなホント。だけどな、後悔はしているが、反省はする気がない」
「この人、性質悪ぃですっ!?」
さて、4人で自己紹介といきますか…
自己紹介って大切ですよね。
まぁ、次回の主題です。
寂しいから後書きで何か書こうかな。