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<<Chrono Drive Online>>(仮)  作者: Wizadm
1Chapter//Changed System
13/26

10.闇色の裏側

今回は少しシリアス?です。

リュート(影斗)たちは登場しません。

同日――某所の制御室にて


「ここか、『あのシステム』の制御室とやらがあるのは」


今この場には5人の人がいた。

そのうち3人は黒い服に身を包み顔を隠していた。

残りの2人は白衣を着て地面に寝転がっている。

敢えて共通点を探すとすれば、服が汚れていることだろうか…

白衣の2人は自分の血で、黒服の3人は返り血でという違いはあるが。


「こいつらの格好からして間違いないはずです」

「じゃ、開けるぞ」


そう言ってその場所への扉を開ける。

中は薄暗く、奥で道が2つに分かれているようだ。


「ヴェル、どっちだ?」


リーダー格らしき体格のいい黒服が問う。


「右よ」


他の黒服より少し小柄な、ヴェルと呼ばれた黒服は短く答えた。


「そうか。注意して進むぞ、遅れるなよ?」

「はいはい、先輩は心配性ッスね」


それに対して、最後の1人がふざけた様に答える。


「…ハァ。もういい、いくぞ」


センサーや監視カメラに注意しつつ、慎重に進む。

実際彼らはここに忍び込む為に、慎重にし過ぎてちょうどいいぐらいだと、それぐらいの注意が無いと駄目だと、体が覚えるまで訓練してきた。

そして、それももうすぐ報われる。

目の前に大きな扉、性格には国防レベルの電子ロックにカードキー等の防犯装置が掛けられている頑丈で大きい扉があるからだ。


「この中で間違いないだろう…ウルズ、やってくれ」

「しゃあないッスね。ちゃっちゃとやらさせていただきますよ」


そう言うとウルズと呼ばれた黒服は後ろのかばんからノートパソコンを取り出し瞬く間に電子ロックを解除してしまう。


「なんか、ざるッスねぇ。えらく簡単でしたよ?」


ウルズの言うことはもっともだ。簡単に行き過ぎている。

だがしかし、いまさら他を見に行く余裕も、ここ以外に有力な情報も無いのだ。

罠だとしてもやるしかない。


「入るぞ」

「はい」

「OKッスよ」


ハンドガンを利き手で持ち、扉を開ける。

彼らは迅速に中にいた人間を1人を残して全員殺した。

そして、最後の1人も情報を聞きだした上で始末した。


「それでウルズ、これで、計画は何とかなるか?」

「何とかはなるッスけど、今のヤツの話だと計画に移るのに二、三ヶ月は掛かっちまうッスね」


血に塗れて見辛くなったスクリーンを拭きつつウルズが答える。


「まあいい、それよりシステムのデータやら、機材の情報とかは吸い出せたのか?」

「バッチリッスよ先輩。でもなんか、ゲームのデータも一緒にあったんスよね…なんでッスかね?」

「別にどうでもいいだろそんなこと。…なんてゲームだ?」

「えぇと、確か――



                ――<<Chrono Drive Online>>ッス」



1Chapter//Changed System・完

これにて第1章は終了。

しばらく書き溜めをしてまた更新します。


ラジオ≪C・D・O≫!


リュ「はい、始まりました。今回出番が一切無かったので、ラジオでの登場です。いつものように司会はワタクシことリュート(影斗)と」

シラ「天才サモナーシラナギでお送りするです」

リュ「それでは早速お題に行きましょう」


この後の展開はどうなるの?


「「えぇ…」」

リュ「これ言っちゃうの?」

シラ「もはや、ていのいい予告ですね」

リュ「えと、次は夏休みのお話になる予定です」

シラ「私、またしばらく出番無いです」

リュ「後、新キャラも多数登場予定」

シラ「新キャラ?…また私の出番が」

リュ「そして、いつになったら俺は主人公最強のタグにふさわしくなれるのか」

シラ「それは置いといて…最後に、ここで使われるお題を募集しているです。文才の無い憐れな作者に何か恵んでやって欲しいです」


「「それではまた次回(です)!」」


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