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悪夢

作者: 春日小雪

おばあちゃんの いえのちかくに いじわるなおばさんが すんでいます。


このまえ おばあちゃんちに あそびにいったときも おばあちゃんちの いぬを


「あいつはとんでもないバカ犬だよ。

この前、噛み付かれちまった」


といっていました。


きのう おばあちゃんちにあそびにいくと そのいぬがいませんでした。


かわりに おおきないぬが いました。


おばあちゃんに どうしていぬがいないの ときくと おばあちゃんは いじわるなおばさんにあげたの かわりに このいぬをもらったの といいました。


よるになって いじわるなおばさんが おばあちゃんちに きました。


いじわるなおばさんは おおきなごみぶくろを もっていました。


こっそりと わたしにだけなかをみせてあげる といいました。


いじわるなおばさんは わらいながらふくろからなにかを とりだしました。


そして それをわたしのひざのうえに おきました。


なんだか ぐちゃぐちゃして きもちわるい。


ながい ひもみたいなものが さわると ぶにょぶにょしてて つよくにぎると なかから くろいみずが でてくる。


いじわるなおばさんに これなあに とききました。


いじわるなおばさんは これはいぬだよ とこたえました。


うそだ だって いぬはこんなかたち してないよ。


でも よくみてごらん かおが あるでしょう。


ほんとだ。


それに あしだって ある。


でも こんなの つけてたら あるき にくいよ。


いじわるなおばさんは とてもいじわるそうに わらいました。


じゃあ これはいぬじゃないね ごみだね すててもいいかい。


わたしは はやく きもちわるいのを のけてほしくて いいよと こたえました。


いじわるなおばさんは きもちわるいのを ふくろに いれて かえって いきました。


いじわるなおばさんが かえったあと おばあちゃんが やってきました。


おばあちゃんは なきそうな かおを していたので わたしは なでなで してあげました。


つぎのひ ままがわたしを むかえに きました。


ままは いじわるなおばさんに なにか されなかった とききました。


わたしは なにもされてないよ とこたえました。


そう とままがいいました。


「あのおばさんの事だから、てっきり犬を殺してこの子にそれを教えるのかと思ってたわ」

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