表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染が帰省するタイミングでオレもめっちゃイメチェンして帰省したら…  作者: 猫の集会


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/17

あっという間

 完全に嫌われた厄介者のオレは、仕方ないと自分に言い聞かせてあげた。

 

 だって、ぐうたら甘えん坊なんて…そりゃお荷物でしかありませんからね。

 

 こんな重量オーバーなお荷物は、みんな嫌なんですよ。

 

 それなのに…両親は、なんだかんだでオレを見捨てずにここまで見守ってくださり、ほんとうにありがたい気持ちでいっぱいです。

 

 ありがとうの詰め放題なら、優勝かもしれません。

 

 そんな詰め放題の優勝を勝ち取ったご両親には、春に素敵なプレゼントをお持ちいたしましょうかね。

 

 そして、ポジティブ思考という素敵な心がけを教えてくれた弟にもプチプレゼントをご用意いたします。

 

 バイトと勉強に勤しんだオレは、意外とお金持ちだ。

 

 …

 

 どうせ彼女もおらんし、趣味や推し活もしない。

 

 こんな良物件、なかなかありませんよね。

 

 今は…空き家風にみせかけて、こっそり妖怪が住みついている。

 

 そんな状態です。

 

 妖怪ってなんだい?って思いますよね?

 

 それは…

 

 失恋メメ心とでもいいましょうか…

 

 彼女いないけど、心に忘れられない人が住んでいる、、

 

 そんな状態です。

 

 こんなに嫌われているのに、忘れられないのは、やっぱり那月さんとのたくさんのいい思い出があるからなんでしょうね。

 

 …

 

 いい思い出対わるい思い出のたたかいで、いい思い出が圧勝したのです。

 

 それだけのことです。

 

 オレの脳内では、そんな感じです。

 

 ただ…

 

 他人の那月さんは、違ったみたいなんですね。

 

 圧倒的に、わるい思い出がダントツで一位なのでしょう。

 

 不思議です。

 

 ほんとうに不思議ですね。

 

 不思議という名の森を、さまよいつつあるオレです。

 

 なんなら、迷子かもよ?

 

 みつけてみなよ?

 

 このオレさまを。

 

 ……

 

 はい、すみません。

 

 ごめんなさい。

 

 つい、脳内暴走いたしました。

 

 そういうところですね。

 

 嫌われた理由は。

 

 知らんけど…

 

 

 そんなオレは、冬は実家に帰らずバイトに勤しんだ。

 

 弟には、受験頑張れエールを送った。

 

 

 冬って…少し苦手なんだよなぁ。

 

 少し前のオレは、そんなことをいつも思っていた。

 

 名前に冬がついていながら、冬が苦手なオレ。

 

 だって、寒いじゃん⁉︎ってことだったんですよ。

 

 しかし‼︎

 

 白湯のおかげもあり、今年の冬はそんなに寒くないんです。

 

 手足の先に、氷の指サックしてるん?ってくらい冷たかったのに、今は…なぜかキンキンじゃないんです。

 

 今までこたつに入っていても、すぐからだは寒いってグズって、ずっとこたつを要求してきたのに…今は、こたつのない生活なのに、グズりません。

 

 おりこうになったんですかね?

 

 白湯を与えて、運動というバイトに頑張っていたら、からだがおりこうさんになるんですよ。

 

 おりこうさんのからだと暮らしていたら、また体重がいい感じに減りまして、筋肉がピンピンです。

 

 あっという間にまた、体質改善できましたよ。

 

 ただ…

 

 オレはこれ以上体重をいい感じにして、どこへ向かうのか…。

 

 はい、答えは実家です。

 

 そろそろ、約束の春ですから。

 

 

 あっという間ですよ。

 

 ただ、あっという間に時は過ぎても…

 

 傷は癒えなくて…

 

 ずっと、思い出す度に心が沈む。

 

 

 

 約束…

 

 それは、他人の幼馴染だった那月さんからの、日にち指定の帰省です。

 

 あなたとは、遭遇しないように日にち指定させていただきます。ということなんですね…きっと。

 

 夏は、散々でしたからね…。

 

 

 もうオレなんかと絶対に、あいたくないのでしょう。

 

 

 だって…

 

 玄関あけたら嫌いな幼馴染が、バラの花束を抱えて立っていたならまだしも…大量のきゅうり抱えてるとかさ…

 

 青臭くて、アホくさってことですね。

 

 きゅうり恐怖症になってしまっていたら、それは…ごめんなさいだ。

 

 …

 

 幸い、夏に帰るわけじゃないから…きゅうりを抱えることは、ないだろう。

 

 …

 

 春…

 

 春の旬の野菜…まさか持てるだけキャベツ持たされて…キャベツ野郎になりませんよね?

 

 両手塞がってて、キャベツの葉っぱ頭に乗せられて…はい、いってらっしゃい‼︎とか言われないですよね?

 

 …

 

 

 あ、その前に日にちずらしてるから、遭遇するわけないじゃないか。

 

 あぁ、そうだった。

 

 あー…

 

 てことは…もう一生このまま元幼馴染とは、あうこともないのか。

 

 …

 

 そっか そっか、、、、

 

 …

 

 もう、涙は出ない。

 

 いや、汗な。

 

 よかった。

 

 今回の帰省が夏じゃなくて。

 

 さてと!荷物も無事準備できたし、行きますか‼︎

 

 

 続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ