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幼馴染が帰省するタイミングでオレもめっちゃイメチェンして帰省したら…  作者: 猫の集会


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2/18

帰省

 お恥ずかしい生活を改めて、お恥ずかしくない生活をしていたら、痩せた。

 

 三日で三キロ。

 

 てことは、一日一キロ痩せとるの?

 

 楽しい‼︎

 

 成果がみられるのは、とても楽しい‼︎

 

 てかさ、なんか…からだが軽いよ?

 

 痒いじゃなくて、軽いよ?

 

 いつもは、痒い痒い…仕方ない…風呂入るか…なのに。

 

 

 飛べるかもよ?ってくらい、いい感じに軽いです。

 

 そんな生活を続けていたら、いつのまにかバイトリーダーに昇格していました。

 

 なぜか筋肉もいい感じについていて、バイトという名の運動をしていたら…店長から、やる気を認めていただいたらしい。

 

 ありがてえ。

 

 筋肉も昇格も。

 

 おかげで、少し時給が上がったので喜びの笑顔を少し封印するために、顔パックいたします。

 

 おぉ、つめてー‼︎

 

 パックなんて、オレがするなんて夢にも思わなかったぜ。

 

 人って、かわるんですね…。

 

 ただのダイエットのつもりが、なんなら人格もかわりつつあります。

 

 こんにちは。

 新しい自分。

 

 さようなら。

 コロンコロンなオレ。

 

 …

 

 ちょっと鏡をチラ見してみた。

 

 …

 

 まだ少しコロンコロンだね。

 

 でさ、このままイメチェンもしちゃわねー⁉︎って自問自答して、イメチェン決定です‼︎

 

 

 まず、髪型をかえました。髪質は、すでに変更済み。

 

 っていうか、自動的にかわっていたんですね。

 風呂キャンやめたので。

 

 キャンセルをキャンセル?的な?

 

 今までぎたぎたしっとりヘアーだったので、憧れの髪型がオレにできるわけないって諦めていたけど、できました‼︎

 

 ナイスカットです‼︎

 

 髪型で、だいぶ変化が訪れた。

 

 二度見するレベルだ。

 

 いや、二度見した。

 

 えっ⁉︎

 

 ええっ⁉︎これがオレかっ⁉︎ってね。

 

 そして調子に乗ったオレは、服装までかえました。

 

 そもそも、痩せてきてズボンがゆるゆるになってきたんよね。

 

 だから、新しいズボンを調達しに行ったんだけど…

 

 今までは、まずサイズがあるかってところからみていたんですが、今は…デザインから選べる〜〜‼︎

 

 素敵‼︎

 

 素敵素敵素敵〜って踊りだしたいくらいだ。

 

 もう踊っちゃおっかな?ってくらいだ。

 

 でも、そんなことしたら変なヤツだから、部屋でこっそり踊ることにして、心だけ踊らせた。

 

 

 

 

 

 そんなこんなで、規則正しいオレはイメチェンして肌艶ぷるんで、授業を受けていたんです。

 

 そしたら、まさかの…

 

「化粧水、なに使ってるのー?」

 と、女子に話しかけられたっ‼︎

 

 えっ⁉︎

 

 オレかよ?って、一瞬うしろむいちゃったよね。

 

 でも、うしろに誰もいなくて…オレに話しかけてくれたっぽい。

 

 女子で話しかけてくれるのは、那月だけだと思っておりました。

 

 

 美白になると、そんなことも起こるんですねぇ。

 

 そんなプチハプニングを乗り越えて、帰省する頃には、六十キロだいになりました‼︎

 

 イェーイ‼︎

 

 身軽になったオレは、お泊まりセットを詰め込んだバッグを背負い、いざ‼︎帰省です‼︎

 

 服装は、シンプルモノトーンコーデで髪の毛もバッチリきめて、向かいましたとも。

 

 そんなこんなで、家に到着いたしまして、久々のお家です。

 

 インターフォンをピンポンしましたよ。

 

 すると、

「はーい」

 と、母の声がインターフォンからしたんです。

 

「あ、オレ」

 

 …

 

 しばらく沈黙のあと、母は

「あ、うちは結構です」

 と、インターフォンを切られた。

 

 なんの冗談?

 

 きっと久々に息子が帰ってきたから、はしゃいでふざけているんだろうと、玄関があくのを待ったわけよ。

 

 しかし…

 

 一向にあかない玄関。

 

 …

 

 もう一度ピンポンしたよね。

 

 そしたら、まさかの…

 

「しつこいですね!うちは、いりませんから‼︎おかえりください」

 と、言い出した母…

 

 なにをいらないんだよ…

 

「オレだよ」

「リアル…オレオレ⁉︎警察呼びますよ⁉︎」

 と、マジギレしてるっぽい母…

 

「あのさ、冬季とうきだよ。オレ、冬季なんだけど…」

 と、名乗ると母は

「えっ⁉︎えっ⁉︎あー、インターフォンだと別人にうつるのねぇ。今あけるー」

 って、笑っていた。

 

 インターフォンって、そんなにかわるんだ?ね?

 

 玄関から出てきた母は、久しぶりねーと言いながら、舐めまわすようにオレをみた。

 

「え…アンタまさか…ご飯食べてないの?」

「頑張って痩せたんだよ」

「なにを頑張るの?」

 と、ジロジロみてきた。

 

「痩せたの。オレ、めっちゃ頑張ったんだよ。いいだろ?前よりかっこよくなったよね?」

 

 ちょっとふざけて、モデルみたいなポーズをとってみた。

 

 あら、いいじゃないと写真を撮ろうとするので、そこは恥ずかしいから拒否した。

 

 

 そして、なんとか無事家に入れてリビングで母とお茶をすすった。

 

 今までは、当たり前にいたリビング。

 

 でも、なんか…やっぱり少し違和感だなぁ。

 

 実家を離れると、やっぱり落ち着かなくなってしまう。

 

 …

 

「あ、春翔はるとは?」

「二階で勉強してるわよ。だって今年受験だもの。今、家庭教師の先生と頑張ってるの」

「あー、受験か。大変だな」

「そうねぇ」

 

 少し母と世間話して、家庭教師の先生が帰ったので、弟の春翔にお土産を持っていった。

 

「はーると!」

「あ、兄ちゃんひさ」

「おぅ、久しぶりだな。これお土産ー」

 

 久々に弟に会い、また世間話をしていると、ドアがコンコンとなった。

 

「はーい」

 

 弟がそうこたえると、ドアがあいたんだけど…

 

 ひょっこり顔を出したのは、那月だった。

 

 ‼︎

 

 な、那月ーーー‼︎

 

「あ、お勉強中か。」

「おー、全然全然いいよ。入りなよ」

 久しぶりに会う那月にそう声かけすると那月は、

「じゃましてごめんなさい…また来るね。勉強頑張ってね、春翔」

 

 と、部屋のドアをパタンとしめて行ってしまった。

 

「あ…」

 

 那月との、久々の再会なのに…

 

 秒で帰ってしまった那月…

 

 え…

 

 気まず…

 

 気まずすぎて喉かわいたから、台所に行くと、母親と那月が並んでお話していらっしゃった!

 

 そんなオレの存在に気づいた那月に、

「ウーッス」

 って元気よく挨拶すると、那月の表情が死んだようになり、けげんそうに軽くお辞儀をしてきて、

「あ、おばちゃん…わたし帰るねっ」

 って、逃げるように帰ってしまった…。

 

 なんでー‼︎

 

 久々の再会なのに、めっちゃさけられてるー⁉︎

 

 

 …やっぱり、あれかな?

 

 学生時代は、仕方なくかまってやっていただけってやつですかぁ⁉︎

 

 

 …

 

 そうなのーー⁉︎

 

 

 

 続く。

 

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