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中堅戦:ルーク vs テオ
「中堅戦! 白嵐流、ルーク・モーリス! 炎流、テオ・マルドナ!」
観客から熱い声援が飛ぶ。
「怪力ルーク! 頑張れ!」
頼れる兄貴分、白嵐流のルークが登場した瞬間、場の空気が一変した。
開始の合図と同時に、テオの長剣が猛然と襲いかかる。
「ぬうっ!」
獣のような猛攻に、ルークは必死に防御を重ねる。
「どうした! 怪力自慢が受けるだけかよ!」テオが吠える。
「……守ることも、戦いのうちだ!」ルークは力強く反撃に転じた。
激しい打ち合い。刃と刃がぶつかり、耳をつんざく金属音が響く。
だが、テオの一撃がルークの肩を直撃し、鈍く骨の砕ける音が走った。
「ルーク!」観客から悲鳴があがる。
「白嵐流も大したことねえな! 優しいだけじゃ駄目駄目ですねー!」テオが嘲笑う。
「……弱さじゃない! 優しさは……強さだ!」
片腕をだらりと下げながらも、ルークの瞳は燃えていた。
「いくぞ……!」
ルークの渾身の突き。一撃でテオの胸元を貫き、彼を吹き飛ばした。
口から泡を吹き、テオはすでに意識を失っていた。
「勝者! 白嵐流、ルーク・モーリス!」
観客席は大歓声に包まれる。しかしルークはふらつき、仲間に支えられて崩れ落ちた。
「……ナナイ。頼むぞ……お前なら大丈夫だ」
ヘイクは目を閉じ、弟子の奮闘を静かに胸に刻んだ。




