表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

わんぱくを極めしエケチェン猫

作者: 鰯田鰹節

わんぱくを極めしエケチェン猫





我が家の4ヶ月のコネコちゃんは、1粒だけカリカリを残すー…






7歳のネコちゃんの方が、コネコちゃんよりも食べるのが早い。

ネコちゃんは、


「解せぬ。」


という顔で、コネコちゃんにそっと近寄り、何とかしてごはんを奪えないか頑張る。


ちゃんと見張っておかないと、コネコちゃんを押しのけて、ごはんを横取りしてしまう。


コネコちゃんは、そんなパイセン猫ちゃんに、必ず1粒だけカリカリを残す。


「食べたいんでちゅか~? いいでちゅよ、ただし1粒でちゅけれども~。」


みたいな感じで、器用に1粒だけ残して、お皿から離れる。


ネコちゃんは、


「好機!」


とばかりにその1粒を食べる。


その間に、コネコちゃんが、ネコちゃんのお皿をペロペロなめている…。




お互い、食べてるものが気になるのか…?

何なん、君たち…。(笑)



ごはんの時、

「ネコちゃん~!コネコちゃん~! ごはんだよ~!」

と言うと、コネコちゃんが、

「ピァァァァッ!!(超高音)」

と鳴く。


(猫ってこんな鳴き方すんだ…!?)

と毎回驚く。


しかも、ごはんをごはん台に持っていくまでに、人間の「肩に手を回して歩く」を、パイセン猫であるネコちゃんにやる。


「ごはんでちゅねっ! パイセン!!(ピァァァァッ!ピァァァァッ!!)」


そして、ネコちゃんにぶっ叩かれている。

これが『うざがらみ』というやつか…。(笑)




さっき、コネコちゃんとおもちゃで遊んであげていたら、盛大に飛んだ。

なぜか横方向にロケットのように飛び、壁に頭を打ち付けて落ちた…。


「ゴンッ!」


という音がした。

その後も元気に過ごしているが…。


大丈夫なのか…この子は…。(笑)




ネコちゃんの真似は何でもしたい。

ネコちゃんが、軽々とジャンプして高い所へ上ってしまった時は、

「キュ~!」

と下で鳴いている。


そんなコネコちゃんを、ネコちゃんは、

「解せぬ。」

と香箱座りしながら見ている。




声をかけても、撫でても、

「キュルキュル…♡」

と言って、お腹を見せてしまう。


警戒心ゼロで生きており、物音などにも動じない。


最近だと、この子すごいわ…と思ったのは、私がキッチンで慌ただしく料理している最中、キッチン床のど真ん中でヘソ天で寝だした時だ。


肝の座り方が度を超えている…。(笑)





今日は、ネコちゃんを私のお布団の中にかくまってあげて、一緒にお昼寝した。

ゴロゴロ言いながらネコちゃんは安心して寝ていた。

ネコちゃんは7歳と言えど、いつだって私に甘えたい。

だから、好きなだけそばにいさせる。


コネコちゃんは、少し離れたホットカーペットの上でヘソ天で寝ていた。

目を覚ましてから、真っ先にネコちゃんを探していた。


ここで、

「パイセンどこでちゅか~!?」

と、掛布団の上から中にいるネコちゃんを踏みまくる時もあるが…

今日はコテッとまた寝てくれた。




今日までに、エケチェン猫に買ってあげたおもちゃはほぼ全て破壊された。


ネコちゃんのおもちゃも、おもちゃ箱から引っ張りだされて噛みちぎられてしまった…。

おもちゃ箱を開けるという知能がやばくない…? どうやって開けたの…。



わんぱくさ極めしエケチェン猫。

日増しに大きくなる。


成長が楽しみで仕方ない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 癒されました!素敵なエッセイをありがとうございました!!! [一言] 是非とも今後とも定期的にネコちゃんのエッセイを投下していただきたく存じます…!!!
[一言] 踏まれまくっても怒らないネコちゃんが偉大すぎる… コネコちゃんのおーものぶりは,ホントすごいですね^^; エケチェン特権(?)を本能で発揮している…さすがだ 大人の愛に包まれてるからかな~…
[一言] 尊すぎる…。 猫ちゃんの可愛さが余すこと無く伝わってきます。いや、まだ余っているのかもしれませんね。(意味不明) キッチンでヘソ天のあなたが破壊力で思わず私も香箱座り…。 鰯田鰹節様、一日の…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ