今年の暑さを振り返り (俳句六句)
俳句六句となります。
◆ 一の句 春先
コロナ禍の
次の災禍が
酷暑かな
◆ 二の句 春から夏
空梅雨に
酷暑の予感
備えあれ
◆ 三の句 真夏
鳴り止まぬ
サイレン続く
酷暑かな
◆ 四の句 夏から秋へ
酷暑過ぎ
モスキートとも
休戦す
◆ 五の句 秋から冬
酷暑の瑕
こよみ狂わす
夏日かな
◆ 六の句 冬を迎える
酷暑慣れ
みなさまからだ
御自愛を
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公式企画「俳人・歌人になろう!2023」参加作品です。
▼小説家になろう 公式企画サイト
https://syosetu.com/event/haikutanka2023/
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2023年の日本の夏は酷い暑さでした。嫌な思い出ではありますが、酷暑を使って春先から冬の入までを俳句にしてみました。
・一の句
コロナ禍のあとは酷暑。聞くだけで疲弊しそうでしたね。
・二の句
災害級の暑さに 関東方面では空梅雨。私事ですが、冬の間に工事を終えて良かったと思いました。
・三の句
酷暑による炎害。毎日三、四台は救急車と遭遇していた気がします。脱水症状、辛いんですよね。
・四の句
酷暑過ぎの部分が、暑すぎる意味と、暑さの終わりの二つの意味になります。暑すぎて蚊もいなくなるという。
・五の句
九月過ぎても暑さは収まらず、気づけば十月も真夏のよう。本当に涼しくなるのか疑問でした。
・六の句
11月を過ぎても、夏日が続いた地域もあり、秋を挟まず気温は一気に冬。みなさま、体調管理にくれぐれもご注意を。
公式企画、三作品目の投稿となります。