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4話 イベントに向けて会議を開いたら…

「次のイベントはタワーオブモンスター。制限時間以内にタワーの頂上を目指すイベントだ。1日1回挑戦できて、1回の制限時間が60分。それで…」


「それで…?」


「参加条件がフルパーティである事。今のフルパーティは8人だ。」


アクマ、アインハルト、アミ、心愛、蒼、レン…


「うちには6人しかメンバーがいないぞ!?」


「そうだ。次のイベントに参加するには2人足りない。そして、制限時間がある以上、パーティ構成や連携も必須だろう。そう考えると…」


アインハルトの含む所を理解してアクマが答える。


「新しいメンバーの募集か」


「それが手っ取り早いだろうが、必要なのは即戦力だ。しかし、上位職となるとほとんどがギルドに入っているだろうし、目ぼしい連中は昨日のうちに勧誘されてるかもしれない」


「とりあえず、今日は私用で来れない人もいるし、明日全員で方針を決めよう」


「分かった」


アクマとアインハルトはメンバー全員の意見を聞くべく、明日集合する事にした。



【タワーオブモンスターのお知らせ】5/8 15:00 運営サービス開発部


5/15~5/22の期間で週間イベント【タワーオブモンスター】を開催します。

参加資格:レベル30以上のプレイヤーでフルパーティ(8人パーティ)を組んでいる事


商業都市ハーバートに突如現れた謎の塔。その調査を諸君に依頼したい。塔には恐ろしいモンスター達が住んでおり、先遣の調査隊は全滅したそうだ。そこで、調査に加わるプレイヤーは30レベル以上かつ、8人でパーティを組んで参加する事を条件とする。


参加されるプレイヤーは隔日共に、ギルド協会に設置された【特別調査依頼】からクエストを受注し、タワーオブモンスターの会場に移動してもらいます。

【注意事項】

プレイヤーは入場後、翌日の5時まで再入場ができません。

ダンジョン攻略中は転送系のスキル及びアイテムが使用できません。

ダンジョン攻略中はログアウトができません。


【報酬】

基本報酬はありません。

タワーオブモンスター内ではモンスターのアイテムドロップ率が上昇しており、従来のボスモンスターも登場します。


翌日、ログインしたアクマは改めて掲示板の内容に目を通した。


「なるほどな…。報酬はないけど、レアアイテム狙いにはいいな」


「おっ?アクマじゃん」


アクマに声をかけて来たのはカナデだった。


「そっちも元気そうだな」


アクマはカナデと言葉を交わす。


「次のイベントの告知を見てたのか?」


「まあそうだね」


「うちはメンバーが揃ってるからな。もちろん上を目指していくぜ」


「こっちは2人足りなくてな・・・。特に報酬とかないみたいだし、皆と相談して決めようと思ってる」


「そうか。まあ頑張ってな」


カナデは用があるらしく、軽く話したら去っていく。アクマもギルドハウスに帰り、会議の支度を済ませる。


そして、全員が集まり、会議を始める。


「とりあえず、次のイベントだが、レアアイテムが手に入りやすいだけで、参加しなくても特に支障はない。参加するならあと2人必要だし、どうするか皆の意見を聞きたい」


「私はできれば参加したいです」


真っ先にそう答えたのは心愛だった。彼女の本業は転売を主とする商人であり、イベントで得られる仕入れは大きい。


「あたしも!」


次に答えたのはアミだ。


「今より強い装備が手に入ればもっと楽に戦えるしな」


アインハルトも肯定する。


蒼とレンは…


「お父さん達に自慢するんだ」


と乗り気だった。


「じゃあ残り2人をどうしようか…」


「それなんだよな…」


「とりあえず、募集でもしてみる?」


次回イベントに向けて、メンバー集めとメンバーの強化が今週の課題となり、会議はお開きになった。


アクマは募集のため、掲示板に向かうのであった。

次回は4月7日、ギルド強化編『???』をお届けします。


【読者の皆様へのお願い】

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