表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/77

4話 嫌みな奴らに出会ったら…

正式サービス2日目、今日も朝からアクマはVR世界にダイブする。


アクマ Lv:20【Priestプリースト

【HP:1718】【MP:933】

【STR:0】【INT:64+109】【VIT:50+65】【DEX:40+85】【AGI:0】


【ATK:140】【DEF:730】【MAG:2025】【RES:673】

【HIT:290】【AVD:40】

【ASPD:108%】【CSPD:143%】【MOV:100%】


[装備]

Main:《悪魔アクマの神杖EX》◇◇◇◇

ATK80 MAG+320 INT+30 DEX+30 CSPD+20% 魔法ダメージ+20%

sub~foots装備なし

Accessory1:《炎帝アグナギウスの指輪UR》◇◇◇◇適性Lv25

INT+15 DEX+15 VIT+15 詠唱中断不可 ※50%ペナルティ中

Accessory2:《銀のロザリオUC》HP+200 MP+20


[パッシブスキル]

【炎帝アグナギウスの加護EX】ATK+50%、MAG+50%、火耐性+50%

【死霊魔術師クロンの涙EX】HP+20% 闇属性攻撃で受けるダメージ-20%

【秘湯アメジストめぐりEX】1秒毎にHP5%、MP5%回復

【裸の王様EX】Main、Sub、Accessory以外の装備未装備時、基本ステータス+100%

【精神統一】待機時、10秒毎にMP5%回復

【不死特化アンデッドキラーⅩ】不死系モンスターに与えるダメージ+50%

【不死耐性アンデッドガードⅥ】不死系モンスターから受けるダメージ-30%


[アクティブスキル]

【ヒールⅩ】消費MP12 詠唱なし

単体のHPを回復する(MAG×2)

【エリアヒールⅠ】消費MP48 詠唱2s

指定した地面の半径3セル以内のHP回復する(MAG×1)

【パワーライズⅤ】消費MP24 詠唱2s

単体の攻撃力を上昇する(ATK+40)

【マジカライズⅤ】消費MP24 詠唱2s

単体の魔法力を上昇する(MAG+40)

【プロテクションⅠ】消費MP24 詠唱2s

単体の防御力を上昇する(DEF+20)

【リフレクションⅠ】消費MP24 詠唱2s

単体の耐性を上昇する(RES+20)

【クリアランⅡ】消費MP24 詠唱2s

単体の移動力を上昇する(MOV+20%)

【ホーリーライトⅣ】消費16 詠唱2s

聖属性の光で敵を攻撃(MAG×1.4:聖)

【エクソシズムⅣ】消費126 詠唱5s

自分中心に半径5歩以内の悪魔、不死モンスターを攻撃(MAG×1.2倍:聖)


ログインしたアクマはまずは酒場に来ていた。


そう!ログインガチャである。朝はあまり混んでいない。と言っても少し並んだ。


『ガチャガチャ。ガコン!』


カプセルを取り出し、開く。


《下級ポーション10本》


今日はハズレだった。下級ポーションはNPCから50Gゴールドで買えるので、100Gゴールドよりはマシだ。


今日は新しい都市に行ってみるつもりだったので、空港に向かおうとした。


「あれ?ダメプリのアクマじゃん」


「しかも裸じゃん。何?装備なくしたの?」


呼ばれて振り返るとそこに居たのはアークとガイアだった。


「やあ、久しぶりだね。僕に何か用でも?」


アクマはそっけなく返事をする。


「今度はダンジョンでも連れてってやろうか?あ、でも新規連れてった方がマシだな」


「ソウデスネ。ボクモエンリョシトキマス」


「裸のプリーストなんて役に立たないよ。きっと」


「じゃあ。僕は行くところがあるんで」


アクマはその場から立ち去ろうとした。が…。


「こいつがプリーストか?」


目の前に大男が現れ、行く手を防がれた。


「あ、はい。そうです」


アークが答えた。アクマはアークに聞く。


「どういう事?」


「プリーストがいないんだよ!着いて来てくれ」


アークがこそこそ話す。なるほど、それでからんで来たわけか。


「着いていく義理はないよね?」


「スライムの貸しがある!断らないよな?」


結局、アーク達と同伴する事になった。アークのパーティーはヒーラーの扱いが酷く、テスターのプリーストは近寄らなくなっていた。アクマを見かけたアークは仕方なくアクマを誘ったというわけだ。


「今日はどこに行くんです?」


「ああ。今日は西の洞窟だ。」


西の洞窟はテスター時代にアクマが挑戦しようとしていたダンジョンだ。その時は道に迷い、偶然温泉にたどり着いた。


「あの洞窟のモンスターはLv10ぐらいでな。今のレベルにちょうど良いんだ」


アークがそう補足した。つまり、アーク達のレベルはアクマより10近く低い事になる。


「経験値は公平、アイテムは各自だ。行くぞ」


大男がそう言い、一同はプリンス王国を後にした。プリンス王国西フィールドを西に向かって進む。以前ワイルドキャットと戦った湖畔から南西に進んでいく。それからしばらく歩き、湿っぽい洞窟の入り口にたどり着いた。


「ここだ。ガイア先頭な」


ガイアを先頭に洞窟を進む。コウモリ型のバットが襲ってくる。


ガイアがターゲットを取り、アークが魔法ファイアで倒す。アクマはプロテクションとマジカライズをかけながら着いていく。大男は何もしない。


洞窟の奥に進むとバットは出てこなくなり、代わりにネズミ型のラットが出てくるようになった。ラットもさくさく倒して進む。


「ガイア。そこの横穴だ」


アークが指示し、横穴に進む。その先には階段があった。4人は階段を下り、少し開けた場所に出た。その場所からはいくつかの通路に繋がっていた。先程までの洞窟と違い、遺跡といった雰囲気だ。


「ここでやるぞ」


大男の声にアークとガイアが頷く。


ガイアが一つの通路に進むと、モンスターを引き連れて帰って来た。岩と石から成るゴーレム…【ストーンゴーレム】だ!アクマはガイアにプロテクションをかける。


ガイアは広間の中央で振り返り、盾を構える。


【ガードⅢ】【シールドⅢ】


その盾でゴーレムの攻撃を弾く。連れてきたストーンゴーレムは4体だ。アクマはガイアのHPを見ながらヒールで回復する。アークは必死に魔法ファイアを唱えているが、なかなか殲滅には至らない。アークのファイア1発でストーンゴーレムのHPが2割程ってところだ。おそらく、ゴーレム種のVIT値がかなり高いのだろう。


4体の攻撃を同時に受けるガイアも耐えてはいるが、HPの減りが激しい。4体で3~4割ぐらい持っていかれている。アクマのヒールは高性能だ。1発でガイアのHPを全回復出来る。


大男は…相変わらず見ているだけだった。


ガイアが耐えて、アクマが回復する。アークがゴーレムを倒し、大男は寄生する。


こうして、ゴーレムをすべて倒した。ガイアは別の通路に向かう。アークはマナポーションを飲んで回復する。


「MPきついのか?」


アークに尋ねる。


「ファイアの消費が24だからな。今ので480使った」


マナポーションは1本3000Gゴールドの高級品でMPは100しか回復しない。ドロップ品を3人で分けても確実に赤字だろう。アークに少し同情する。


ガイアがゴーレムを連れて戻ってくる。今度は5体だったが、同じ手順で倒していく。何度か繰り返し、アクマのレベルも21に上がった。


「よし。次で引き上げるぞ。思いっきり釣って来い」


大男がそう命令し、ガイアは通路に消ていく。



……


………


「うわああぁぁぁぁ!」


通路の奥からガイアの悲鳴が聞こえる。


ガイアが慌てて戻ってくる。


その後ろに大量のゴーレムを連れて…


アクマはその中に鈍い金色に似た光を放つゴーレムが混ざっている事を見逃さなかった。

昨日3話更新でしたが、0時も更新していきます!

次話執筆中なので、明日に間に合うよう頑張ります(笑)


サービス開始編 第5話『ゴーレムと戦ったら…』は2月14日0時更新予定です。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ