世界観&用語
◆表紙
◆裏面
◇人類史を闇の底に叩き落としたインパクトの歴史。
『ファースト・インパクト』 一つ目の破滅にして、人類の三割が命を失った3年前の事件。別次元からの『アーティファクト』の流入をきっかけにした災害により、人類の3割が死亡した。
『セカンド・インパクト』 二つ目の破滅にして、人類の9割が死亡した1年前の事件。ファーストと合わせると生き残れたのはたった7%の人間である。それを行った魔法少女『トワイライト』は他の魔法少女に殺され、ティアマトがその殺された9割に生命を与えてよみがえらせた。
『サード・インパクト』 三つ目の破滅にして、完全に人類が滅んでしまった事件。なお、魔法少女は人類にカウントされない。それを行った魔法少女『サーズデイ』は殺された。そして、クリック・クラックによって歴史が巻き戻されてなかったことになった。
◇各組織の状況
『世界情勢』 世界を滅ぼせる魔法少女が居る日本と米国だけが国体を維持している。そして、日本は米国に従っているため、米国一強である。ただし他がほぼ無政府状態に転落する間際であるため、マーブル模様の乱世に近い。
経済的には各国はどこもファースト・インパクトによる打撃から回復できていないため、例外なくブロック経済を取っている状況。なお、その中で日本だけは変わらず輸入を行っている。それは秘密裡に魔法少女の身柄を輸出しているため。
『アメリカ』 正義を貫き通すトーチライトの扱いに苦慮しているため、世界経済でトップを走っている程度の意味しか持たない。国連はもはや子分に過ぎないが、各国はもはや政治ができる状況ではないため宣言するだけで実効力はない。
実態はトーチライトの存在に守られた、張り子の虎である。
『日本』 世界を救ったティアマトの国であり、魔法に頼らず人の力で存続している国。となっているが、実際には裏で魔法少女を使役して現代文明を維持している。
実態は扇動される愚民と、私利私欲に塗れた政治家とでお似合いになっている国。
『ヨーロッパ・中国等』 内乱やテロが頻発し、抑えるための軍隊もボロボロになっているため、国際交流がどうのよりも国家体制の存続が精一杯になっている模様。また、大量の麻薬中毒者がはこびっている。いつ壊れて原始時代に戻るか戦々恐々。
『その他』 もはや科学は敗北した。人々は荒廃した廃墟で物資を奪い合い、殺し合う原始的な生活を営んでいる。
◇日本の各組織
『魔法少女対策部』 秘密裡に日本の政治家が所属する非公式組織。その正体は織田信長が作った、ティアマトを洗脳して世界征服を成し遂げる方策を探す目的の私欲に塗れた組織。『不明室』は、ここが出資する研究所の一つに過ぎない。
『不明室』 対策部が出資する裏の研究室の一つ。政治家が守っている違法研究を行っている連中の一つ。魔法少女を生きたまま解剖して生態を調べる研究室もあれば、薬物や催眠による強化を研究する研究室もある。
『学院』 厚生省が管理している公的な組織とされているが、実際は対策部の下部組織。魔法少女を保護する名目で税金が投入されており、魔法少女たちに学問と常識を教える場所という建前で運営されている。
だが実際には性格がねじ曲がっているか、魔法がとんでもなく使いどころが限定される魔法少女しかいない奇妙なところというのが現状。名簿には1000以上の名前が載っているが、実際に通っているのは100名にも満たないという。
『アルバイト』 わかりやすく便利な魔法で、扱いやすい性格をしていて、家族とも関係が良好なごく一部の魔法少女はアルバイトで使ってもらえることがある。人目に付く場所には出せないため、大抵は発電所でタービンを回して電気を作っている。
◇魔法少女関連の用語
『魔法少女』 アーティファクトに選ばれ、魔法を使えるようになった少女。中学生の少女がよく選ばれるが、例外もある。ただし元が誰であろうと魔法少女になった瞬間に少女の姿になる。顔が同じなのは稀で、大抵は様変わりしてしまう。
この魔法は使い勝手の差こそあるが、階級はない――つまり、どのアーティファクトでも”世界は滅ぼせる”。その心に底なしの虚無を飼っていれば。
『アーティファクト』 異世界から来た、人を魔法少女に変貌させる異物。人間のような意思はないが、目的はある。いくつもの世界を滅ぼしながら、完全な魔法少女を作り上げるために異世界をさまよっている。
『魔物』 ファースト・インパクト以降現れるようになった災害。多くは黒い瘴気が凝ったような姿をしており、例外なく人間を殺すことがその目的。質より量の殺人鬼(魔物だが)であり、見境がない。突っ込んで行けば後方の民間人の被害を減らすことができるが、基本的には生贄を殺している間に逃げるために使われる習性となっている。
サードが起こった現在でも、不可触地域外に出現するのはA級までである。一番弱いF級ですら銃が効かない。彼らは都合の良いバリアーなどではなく、強靭な四肢と埒外物理学によって人を殺す。絶対零度を超える冷気、削れようと回復する馬鹿げた治癒力、触れればガラス化する異界の法則――魔法少女はアーティファクトの力によって真正面から魔物を破壊する。……たとえ、どれだけの被害が出ようとも。
『魔力』 魔法少女が持っている力。機械的な計測が可能で、また魔物もそれを持っているのが野生動物との違い。
なお、どれだけ発しているかが分かるだけでどれだけ溜めているかは不明。そもそも魔力総量という概念が適用できるかも不明。
『魔法少女服』 魔法少女になった少女が、戦闘形態に移行するときに生み出す服。破れようが、汚そうが次に出したときにはきれいになっている。強力な魔法少女ほど人目を引く派手な服になる傾向にある。
『魔女の未来』 はるか未来にあると言う、あらゆる生命が滅亡した静謐で完全な世界。覚醒に至ると、夢という形でそこに行けるようになる。




