囚われの少女①
一人、部屋の真ん中に金色の腰まで長くふんわりとした髪を持ち、宝石のように青く大きな瞳を持つ白い肌の黒いワンピースを着た美しい少女がいた。
その部屋の中央には色とりどりの花が咲く花畑があり、花畑の中央には大きな1本の木があった。
その少女は木にもたれながら座っていた。
その部屋の壁は空の模様が描かれていて、ドーム状の広い部屋だった。
壁側の床に丸い大きな様々な模様が描かれていて、それは魔法陣のようだった。
その魔法陣からはその部屋には合わせた鳥かごような柵が上に三重にも四重にも出ていて、中のものを出さないようにしてあった。
その部屋には窓はなく、あるのは部屋の唯一の出入口であるドアだけだった。部屋はライトが照らされていて、中心に先程の少女がいた花畑が不自然に存在していた。
花畑の花は枯れていることはなく、少女を囲んでいる。
花畑の上にはベットや簡易式のトイレ、むき出しのお風呂、テーブルとそれに合わせた二つのイスが向かい合わせて置かれていた。
花もあり、明るい部屋だったが、どこか牢獄のような雰囲気でもあった。
少女は咲いている花を見つめていた。
すると部屋の扉が開き、キャリーを引いた二人の女性が入ってきた。
「おはようございます。リンネ様。朝の支度を致しましょう。」
「おはようございますー。リンネさまーー。今日の朝ごはんお持ちしましたよー。」
二人共黒いメイド服に白いエプロンを付けていて、一人の女性は身長か高く、眼鏡をかけていて、黒い髪を後ろの高い位置にひとつにまとめていた。瞳は茶色でとても綺麗な顔をしていた。
もう一人の方は身長はそんなに高くない。髪は赤く肩ぐらいの長さで黄色い瞳を持つ可愛く明るい雰囲気の少女だった。
そんな二人は部屋の真ん中にいる少女のもとに向かうのだが、魔法陣から出ている柵は彼女たちにはまったく何も無いかのように当たることはなかった。そのまま彼女は花畑に座り込む少女に近づいた。