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僕の幸せと君の幸せ
プロローグ
俺、朝倉 緋織は普通の高校に通う、2年生だ。成績も普通。運動もそこそこできる。ほかの人と違うのは自他ともに認める「不幸体質」ってことくらいか。一般世間的に言う「今日ツイてないな…」が俺にとっての平凡な日常なのだ。え?ツイてないって、どの程度か、って?…じゃあ俺の歴史に残る三代不幸を紹介しよう。
中2。好きな子へのラブレターを落とし、全校に晒される
高校受験当日。インフルエンザにより高熱を出し、意識が朦朧とする中受験する
高1の冬。車に轢かれそうになっていた子猫を助けるべく、車の行き交う道路へと向かい案の定ズタボロになる
まぁこんなもんだ。「いやぁ、ツイてないね!」って感じだろう?でも結局ラブレターは好きな子に届いたし、高校も受かった。子猫もちゃんと助かって、今では俺の家で飼ってる。なぁ、チロル?よし、いい子だ。
そんな俺の不幸な日常が緩和されたのは「奴」が転校してきてからだな。