表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/178

第44話 Liberté absolue

 野生の咆哮。崩れ落ちるコンテナ。

 その合間をぬって飛び交う、剣と炎。たくましい拳と肉食竜の牙。

 第四貨物庫は、人外たちの戦場と化していた。いづなは崩れ落ちたコンテナを、八双飛びに渡り切り、マーシャルの攻撃をかわした。

 マーシャルは吸血鬼特有の身軽さで、いづなの後ろにぴったりとつけてくる。気絶した人間を背負っての戦いは、いづなが想像していた以上に苦しかった。唯一の幸運は、清美の目覚めが近いらしく、霊力がほぼ全快していること。そうでなければ、とうにやられていただろう。幹部クラス相手の戦いは、それほどまでに厳しかった。

 やや離れたところで、牛鬼ぎゅうきがティラノサウルスと対峙していた。

 その正体は、変身能力を持つ十三不塔(しーさんぷーたー)だ。蘆屋邸では頼もしく思えた能力も、今となってはうざったいことこの上なかった。

「ちょこまかするな小僧ッ!」

 牛鬼は、肉食竜の頬に拳を振り下ろした。恐竜は拳を素早く避け、かぎ爪を打ち鳴らしてコンテナの上を逃げ回った。牛鬼はそれを追うことなく、いづなへと顔を向けた。

「おい、いづなッ! 出口はどこだッ!?」

「あちらです!」

 いづなは、倉庫の反対側をゆびさした。だがそこには、マーシャルが立っていた。

 さらには一向聴(いーしゃんてん)もスタンバイしている。

 うまい具合に出口をふさがれてしまった。

 いづなたちは背中合わせになってそれぞれの主人を守る。

 牛鬼はいまいましそうに、

「くそッ! あと少しだと言うのにッ!」

 と吠えた。

 あと少し。それが蘆屋(あしや)道遥(みちはる)の目覚めであることは、いづなにもすぐ察しがついた。蘆屋と清美が意識を取戻せば、形勢は一気に逆転する。マーシャルたちもそのことに気付いているからこそ、こうして攻勢に出たのだ。

 このままでは埒が開かないと見たのか、マーシャルは大声を上げた。

「イーシャンテン殿! 私が攻撃を担当しますので、援護をッ!」

「アイヨ!」

 自分が標的か。いづなは舌打ちをした。まるでそれが合図であったかのように、ふたりは襲い掛かってきた。いづなは、獣の瞬発力でその場を飛びのいた。

 剣先がいづなの衣服をかすめ、肌からうっすらと血が流れた。

 反撃しなければ──だがどうやって? 一向聴の能力は、彼女も承知していた。おかしな呪文で、他人に不幸を起こすことができるのだ。それだけでは防御にしか使えないのだが、戦闘力の高いマーシャルと組むことでその真価を発揮する。

 いづなが状況を分析するヒマもなく、マーシャルは二撃目をはなった。寸でのところで刃をかわし、いづなはコンテナの最上段に逃げ込んだ。倉庫内を一望し、どうにかして出口までのルートを模索した。あまりにも遠い。

 左のほうには、牛鬼と十三不塔の獣じみた戦いが見えた。

(清美様……早くお目覚めください……)

 おぶった清美に、いづなはそう願う。だが治癒能力のない彼女の祈りでは、事態が好転するはずもなかった。清美はまぶたを上げなかった。

 失望するいづなを目指し、マーシャルは地上から一気に駆け上がって来た。コンテナの弾む音が終わるや否や、いづなの眼前に吸血鬼のマントがひるがえった。

 間に合わない。疲労で回避行動が遅れてしまったいづなの耳に、牛鬼の声がとどろいた。

「蘆屋様がお目覚めだッ!」

 時間が止まったような感覚。

 目の前の吸血鬼は、顔色を変えてコンテナから飛び降りた。

「ま、待つアル! どこ行くアルか!?」

「イーシャンテン殿、あちらへッ!」

 なにやら言い争う声。十三不塔も鳥に変身し、牛鬼のそばを逃れた。

 蘆屋道遥の名声に、いづなはこれほど感謝したこともなかった。

 牛鬼はいづなに向かって、

「いづなッ! こっちだッ!」

 と誘導した、いづなは、コンテナに囲まれた倉庫の隅へと避難した。

「蘆屋様は……!?」

 いづなの口を、牛鬼の巨大なひとさしゆびがふさいだ。

 彼の肩にかつがれた蘆屋道遥は、その目を閉じたままだった。

 牛鬼の時間稼ぎだったのだ。

 すぐにバレるだろう。そう思ったいづなは、

「は、早く脱出せねば……」

 とつぶやいた。

 今のうちに逃げなければ。そう思ったいづなだが、出口はまさに、敵が逃げた方向。マーシャルの咄嗟の判断だろう。あなどれない男だった。

 なにかいいアイデアはないか。逡巡するいづなに、牛鬼は早口で策を伝えた。

「俺が蘆屋様と安倍清明をかつぎ、出口へ突っ込む。おまえは俺の前に立ち、あのアルアル女に炎をはなて」

 単純明快な作戦。いづなは怪訝そうに言葉を返した。

「しかしあの女、不思議な術を……」

「知っている。俺はあいつと共闘したことがあるからな。だがあの技は、無生物には効かんのだ。炎をぶつけられたら、間違いなくけるだろう。身軽な状態なら、おまえはマーシャルと互角に戦えるはずだ。いや、戦えとは言わん。一瞬気を逸らさせてくれればいい」

 互角。いづなは自信がなかった。防御防御でやられないのが関の山かもしれない。

 とはいえ、この作戦を練り直す時間はなかった。こちらが攻撃してこないと分かれば、蘆屋が目を覚ましたという嘘などすぐにバレてしまう。

「……分かった。できる限りのことはする」

 いづなは清美を牛鬼に渡し、両手の爪を立てて気を高めた。長い髪が宙に浮き、青白い炎がいづなの周囲に漂い始めた。

 ここまで霊力を解放したのは、生まれて初めてだ。

 心地よい闘志の中で、いづなは牛鬼へふりむいた。

「牛鬼殿、式神同士なら分かると思うが、我々の最優先事項は主たちの救出。もしわたくしの身になにか……」

「そういう死亡フラグの立て方は、NGだ」

 真っ赤な瞳に、牛鬼はほほえみをもらした。

 それを見つめ返すいづなも、にやりと笑った。

「では行くぞッ!」

「お任せあれッ!」

 いづなを先頭に、ふたりは全力疾走する。

 敵が動く気配はない。蘆屋が戦える状態かどうか、見極めかねているのだろう。

 好都合だ。いづなは手のひらで炎を作り、牛鬼の作戦をもう一度復唱した。

 その瞬間、頭上で十三不塔の声がした。

「蘆屋は意識不明だ! そっちへ向かってる!」

 見上げれば、一羽のカラスが旋回していた。

 しかし、これは好都合だった。残すは中華娘と吸血鬼のみ。

 いづなの足がはずむ。出口が見えてきた。

「イーシャンテン殿ッ! 援護をッ!」

「分かったアル!」

 コンテナの隙間から、マーシャルと一向聴が飛び出して来た。

 いづなはタイミングを見計らったかのように、一向聴に炎をはなった。

「アイヤ!?」

 一向聴はあわてて炎をよけ、手近なコンテナの上に飛び乗った。

 獲物を捕らえ損ねた炎は、そのままドラム缶にぶつかり、中の液体が飛び散った。

 食料品のようだ。あたりに甘い香りが漂った。

 一向聴の逃亡に不意を突かれ、マーシャルはその場に立ち止まっていた。いづなはそれを機と見て、一気に襲い掛かる。

「マーシャル! 覚悟!」

 これには牛鬼がおどろいた。

「馬鹿ッ! そういう作戦じゃないだろッ!」

 大丈夫だ。ひと太刀構えるだけ。そう思ったいづなの背中に、強烈な痛みが走った。

 いづなは地面に転倒し、背中を押さえる。べったりとした液体の感触。

 それが自分の血だと分かるまで、数秒と掛からなかった。

 ふりむくと、翼竜から人間へともどる十三不塔の姿があった。

「いくら攻撃力が低いからって、あまり見くびらないで欲しいね」

 不敵な笑みを浮かべる十三不塔。その後ろから、一向聴が顔をのぞかせた。

「そうアル! あたしたちを見くびっちゃ駄目ネ!」

 便乗してきた同僚に、十三不塔は冷たい視線を送った。

「あのさ……ああいう大事なシーンで逃げるのはアウトでしょ……?」

「だ、だって丸焼けになっちゃうヨ」

 すでに勝利を確信しているのか、ふたりは会話に夢中になっている。

 まだ負けてはいないはずだ。牛鬼さえ逃げ切ってくれれば──

 痛みに耐えながら、いづなは牛鬼の姿を探す。そして、絶望的な光景が目に映った。

「ぎゅ、牛鬼殿!?」

 牛鬼は胸から血を流し、片膝をついてその傷口を押さえていた。

 彼の前に立っているのは、血のしたたる剣を構えたマーシャル。両肩に人を乗せていては、さすがの牛鬼も、吸血鬼のスピードに対応できなかったのだろう。ふたたび自分が大きなミスをしてしまったことに、いづなは死にたくなった。

 いっそのこと、ここで首でも刎ねてくれれば──一縷いちるの望みを絶たれたいづなは、歯を食いしばって地面を叩いた。背中に走る激痛が走った。

 十三不塔は勝ち誇ったように、腰に手をあてた。

「まあまあ、そんな顔しないでよ。別に殺そうってわけじゃないんだからさ。ふたりを上海行きの飛行機に乗せてくれれば、それで……」

 マーシャルが割り込んだ。

「シーサンプーター殿、ボーディングタイムまで時間がありません。おしゃべりはそこまでにして、アシヤ様たちをコンテナに」

 マーシャルの言葉に、牛鬼は鋭い睨みを利かせた。

 絶対に主人は渡さん。そんな顔をしている。

 マーシャルは警戒心を解くことなく、一歩一歩牛鬼に近付いた。

「ギュウキ殿、あなたの忠誠心に、敬意を表させていただきます。しかしながら、この状況では私たちの案が最善。おふたりをお引き渡しください」

 マーシャルは、さらに一歩前へ出た。

 彼の殺気が高まっているのは、遠くにいるいづなにも分かった。

 十三不塔と一向聴も、固唾を呑んで見守っている。

「もう一度だけ言います。お引き渡しください」

「……断る」

 牛鬼の答えに、いづなは共感を覚えた。

 主人の命は自分の命よりも重い。それが式神の掟。

「そうですか……では、あなたの覚悟通りにさせていただきましょう」

 マーシャルは剣をにぎりしめ、牛鬼の心臓に狙いを定めた。

 いづなが叫ぼうとした瞬間、天井から高らかな笑い声が聞こえた。

「ハイハーイ、みなさんそこまでよ!」

 ライトの光を浴びた人影が、ひらりとコンテナから舞い降りた。

 ジーンズにTシャツ姿の女が、人間らしからぬ跳躍力で地面に着地した。床から天井まで10メートル以上。普通の人間なら、投身自殺に値する高さだ。

 その場の注目を一身に集めながら、女は髪をかきあげた。

「ずいぶん物騒なことになってるじゃない? ここはお姉さんが仲裁してあげましょう」

 一向聴はびっくりして、

「おまえ、誰アルか!?」

 とたずねた。

 その横で、十三不塔は膝を震わせていた。

 前に出ようとする一向聴の肩をつかみ、あわてて引き戻した。

「な、なにするネ!」

「この人はオルレアンの魔女だよ」

 オルレアンの魔女。いづなには聞き覚えがなかった。

 一方、一向聴は十三不塔の背中に、ぴょんと身を隠した。

「アヤヤ……失礼しましたアル……」

「あら、別にいいのよ。そんなにおびえなくても」

 オルレアンの魔女と呼ばれた女は、気さくな笑みを浮かべた。

 そして、マーシャルの方へ向きを変えた。

「えーと……マーシャルだけ?」

「はい……ジャンヌ様も、御機嫌麗しく……」

 ジャンヌ。それが女の名前か。いづなはズキズキと痛む背中を押さえながら、ジャンヌと呼ばれた女の横顔を凝視した。十三不塔だけでなく、マーシャルも女に畏怖の念を抱いているようだった。だとすれば、相当な大物にちがいなかった。

「ほんと久しぶりねえ。もしかして100年ぶり?」

「おそらく……ところで、なんの御用でしょうか? 私たちは少々急いでおります」

 おつかいの途中で呼び止められたかのような言い草だった。

 流血までさせられたいづなには、それが気に喰わなかった。

 同時に、自分が情けなくなってきた。

 ジャンヌは肩をすくめて、

「まあまあ、そんな怖い顔しないでよ。仲裁にきてあげたんだから」

 と言った。マーシャルは無表情に、

「仲裁……? いかなる仲裁ですか?」

 とたずねかえした。

「見れば分かるでしょ。日中独のいざこざなんて、ちょっと穏やかじゃないわよ。ここはわたしが中立的な立場で、裁定を下してあげるわ」

 勝手に仲裁を引き受けて、勝手に裁定をくだした。

 どういうつもりなのだろうか。いづなはだんだんと意識が朦朧としてきた。

「あら、納得しないの?」

 マーシャルは、

「……『複数の組織間で紛争が発生した場合、仲裁資格者の立ち会いの下、仲裁を行うことができる』。それが悪の国際慣習法です。ジャンヌ様は独自の組織をお持ちではありませんが、れっきとした有資格者。私たちは一介の幹部に過ぎません。ここはお言葉に従うことに致しましょう」

 と言って、剣を収めた。十三不塔と一向聴も文句を言わなかった。

 それどころか、牛鬼すら半ばあきらめ気味な顔をしていた。

 いづなだけが、この場の展開についていけなかった。悪の国際慣習法などと言われても、彼女にはさっぱり見当がつかない。分かるのは、この場にいる悪人たちが、その国際慣習法とやらを尊重しているということだけだ。

 いづなの困惑をよそに、ジャンヌは先を続けた。

「それじゃ、まずは状況を説明してちょうだい」

 ジャンヌの問いに、マーシャルが代表して答えた。

 彼はあくまでも第三者的に事情を説明する。誰も口を差し挟まない。

 すべてを聞き終えたジャンヌは、うーんとわざとらしくうなってみせた。

「上海行きは、だれの決定なの? エミリア? ワン?」

「シーサンプーター殿のご提案です。エミリア様からは許可を得ました」

 マーシャルの返事を受け、ジャンヌは十三不塔へと顔を向けた。

「ワンも同意してるの?」

「いいえ、連絡方法がないので」

 十三不塔は簡潔にそう答えた。

「ということは、首領クラスのもめ事じゃないわけね……」

 ジャンヌは両腕を組んで考え込んだあと、パチリと指を鳴らした。

「だったらこうしましょう。全体的な話は、マーシャルに分があるわね。だからまずアシヤたちを上海に運んで、もしアシヤが滞在を拒否する場合は、そのまま直行便で関西空港に送り届けることにしましょう。式神はアシヤたちの意思を尊重するって言うんだし、これなら文句ないでしょ?」

 誰も口出ししなかった。ジャンヌはそれを了承と受け取り、マーシャルに目配せした。

「あとはエミリアの同意を得るだけだわ。電話ある?」

「……しばらくお待ちください」

 マーシャルは懐から携帯を取り出すと、国際電話を掛け始めた。

 数秒と経たないうちに会話が始まった。

「もしもし、エミリア様ですか。マーシャルです。実は……」

 いづなは耳をかたむける。なんとなく声を拾うことができた。

《はあ? なんでジャンヌがそこにいるの?》

「なぜとおっしゃられましても……私も存じ上げません。とにかく取り次ぎます」

 エミリアが抗議する前に、マーシャルは端末をジャンヌへ手渡した。

 ジャンヌはこめかみの髪をかきあげて、それを耳元に当てる。

「もしもし? エミリア? おひさしぶりー。あのさあ、ちょっと海外旅行で東京へ寄ったらこんなことになっちゃっててー。それでねえ、もうすぐパリに帰るから、今度イギリスのメアリーも呼んで3人でコーヒーでも……」

 ジャンヌの肩に、マーシャルの手がかかった。

「海外料金ですので、手短に……」

 マーシャルの注意を受け、ジャンヌも本題に移った。

 これまでの状況と自分の裁定を、簡潔に伝えた。

「……というわけなんだけど、これでいいわよね?」

《ふーん……あんたに仲裁されるのはなんか癪だけど、あたしはそれでいいわよ。こっちは会議で忙しいの。まだなにも決まってないんだから》

「それじゃあ、これで万事解決ね。ところでさっきの話なんだけど、パリで……」

 話題を転じたジャンヌに、ふたたびマーシャルは歩み寄った。

「ジャンヌ様、時間がありませんので、携帯をご返却ください」

 敬意を払いつつも断固とした態度で、マーシャルは手をさしだした。

 ジャンヌは名残惜しそうに、別れの挨拶をする。

「じゃあね、エミリア。Au revoir」

《Alles klar, tschüs》

 そこで会話は途切れた。

「では、これにて一件落着!」

 ジャンヌはビシッとポーズを決めた。

 なんと言う折衷案。一見公平な裁定に見えるが、ひとりだけ納得しない人物がいた。いづなである。上海に連れ込まれれば、既成事実として日本へ帰るとは言い難くなる。実質的な国外逃亡に等しい。

 清美を助けなければ。意識の混濁で思考がまともにできないいづなは、炎を練り、ふらふらと立ち上がった。

 全員の視線が、一斉にいづなへと注がれた。

「あら、あの狐ちゃん大丈夫? 血まみれだけど」

 ジャンヌは、とぼけたような声を上げた。

 いづなは崩れ落ちそうになる足腰を支えながら、彼女に睨みを利かせた。

「このいづな、貴殿の裁定は受けぬ……」

 いづなの拒絶に、場の空気が凍り付いた。

 牛鬼が血相を変え、いづなを制しにかかった。

「馬鹿なことをするなッ! 殺されるぞッ!」

「殺されても構わぬ……牛鬼殿は、式神の宿命をお忘れか……」

「裁定はたとえ蘆屋様とてくつがえせぬッ! これは俺たち悪の掟だッ!」

「問答無用ッ!」

 いづなは最後の力を振り絞り、ジャンヌに向けて炎を放った。これに驚いたのは、ジャンヌではなく周りの面子だった。

 襲い掛かる炎を前に、ジャンヌは涼しげな顔をした。

絶対自由(リーベルテ・アプソリ)!」

 謎の呪文。霊力を打ち破るまじないかと思いきや、ジャンヌはそのまま炎に包まれた。

 やったのか。事の成否も分からぬまま、いづなはそこで意識を失った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=454038494&size=88
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ