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次の日から金村は学校に来なくって

担任の先生から、転校したと短く報告があっただけだった


クラスメイトたちは知らなかったらしく

あることないこと金村の噂が大きく聞かれたのは

でも、金村が来なくなった最初の日だけで

いつしかみんな、金村のこと、忘れていったようだった


金村が言ったとおり、次の定期テストから僕は学年で一番になった

だからといって、僕のあだ名が「金」になることはなく

けど、そのかわり、僕のことを「銀」と呼ぶクラスメイトは

だんだんとすくなくなっていった


けど、僕はなんだか、もやもやしていた


ちがうんだよなあ、こういうんじゃないんだよなあ

求めてたのは、こういうのじゃない、こういうのじゃ


金村の名前がない順位表は、見てもつまらなく

金村の姿がない教室はモノクロームの世界へと変化し

けれど、クラスメイトたちは、かわりなく笑っていて

なんで笑っていられるんだと、僕は内心、いら立っていた





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