目次 次へ 1/16 01 いっくら勉強時間を増やしても二番にしかなれない そのことを揶揄するように、まわりは僕のことを 「銀」とあだ名するようになった はじめ、そのあだ名を不本意に思っていたけれど いつしかそれに沿う自分になっていき いまでは二番が僕の指定席なんだと 思うようになっていた 銀 こんな僕にはふさわしすぎる 僕の指定席が二番なら、一番の指定席は金村だ かといって金村のこと、僕は嫌いじゃない むしろ、いくらかの好意を持ってると言ってもいいんだろう