Good-bye father
「七月十七日十二時XX分永眠です」
その時、医者に言われた。
その日は、日差しの強い暑い日の事でした。
僕は、オヤジを亡くしました。
さかのぼること一か月前オヤジは、病院で医者に、肺に水が溜まっていると言われ
入院しました。
いつも、オヤジは、「大丈夫、大丈夫」と言っていた。
その頃、僕は、オヤジは大丈夫だと思っていました。
数周間後
オヤジの肺にガンが見つかりました。オヤジは大きな病院に、移りました。
オヤジは、やせ細っていきました。
オヤジは、「大丈夫」といいました
ですが、オヤジは末期の肺がんでした。
医者には、「あと、どの位、生きられるかわからな」
と言われました。みんな泣きました。
一週間後
僕はまだ、小5でしたので、学校にいました。
朝の会が終わったころ、事務室の先生が来て、担任の先生と話していました。すると、
僕に、「今すぐ帰りなさい」と言われました。
もしかしてと思い急いで帰りました。
帰ると、お爺ちゃんが車の中で待っていました。
そして、病院に行くと、病室に医者や看護婦がいました。
お父さんが、苦しそうにしていました。
必死にオヤジは病気からもがいていました。
「オヤジ大丈夫だ、大丈夫、病気に負けるな」
僕は、言いました。
どんどんタイムリミットが近づいてきました。
「俺は、大丈夫だ」
と言いました。オヤジは、にっこり笑いました。
どんどん急変していきました。
そして、ついにその時がきました。
十二時XX分オヤジが死んだ。
涙が止まらなかった。
「嘘だ!嘘だと言ってくれ」
僕は、叫んだ。
オヤジは、幸せそうな顔をしていた。
顔を見ていると、目から涙が流れた。
僕はもっと泣いた、涙が拭いても、拭いても出てきた。
オヤジは、いつも、いつも言っていた言葉がある。それは、
「人に感謝の気持ちを忘れずに、言いなさい」
といつも言っていた。
それからは忙しく、てうじうじする暇もなかった。
今、僕は、その言葉を忘れずに、一歩一歩進んでいる。