表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

フェレットのうーたん

朝のイタチ

朝のイタチが私をじっと見ている

白いイタチが曇り硝子の向こうに

映っているのは幻だろうか

人間の部屋に現れた神獣のように

黒い葡萄のような目が

じっと私を見ている



晴れたら今日は洗濯をしよう

あかるい五月の白い空の下で

溜まった黒い煙を叩き出そう

日頃の汚れをさらにしよう


パンパンと音を立て

パンパンと音を立てて


いつもの自分じゃなくなろう



背後の引き戸をゆっくりと開けて

朝のイタチがこちらへやって来る


とてもゆっくり ゆっくりと

私の足元を狙っている


逃げ場はどこにもなかった



仕方なくにっこり笑ってやると

温かい身体を擦り寄せて来た

最終奥義の猫用ミルクを喰らわすと

楽しそうに飲み始めた



昨夜はさんざん安眠妨害してくれてありがとう

だけど朝にはしっかり可愛いね


さぁ洗濯を始めよう

うちのフェレットは悪戯坊主



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] かわいい(。・ω・。)
[良い点] 朝のイタチというパワーワード(*´艸`*)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ