表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/94

第5話 どどーん。メイドさん登場! なにいっ!

 ドライバー君、私の荷物を持って中に入ってくれます。

 まず広々としたリビングがあり、その脇に個室が並んでいました。

 さらにリビングの奥、外に見えるのは、なんと……。


 プ、プールではないか?


 まるでアメリカ映画の金持ちの家ではありませんか。

 私、プールがある建物など、市民プールと総合体育施設、学校、ホテル以外に足を踏み入れたことがありません。


 な、なんかすげえところへきちまっただよ。


 ちょっと田舎者になった気分。名古屋に行くまでは東京に住んでいたというのに。

 自分の部屋と案内されたところも、特別豪華な仕様ではありませんが、それなりに広い個室。机、ベッド付き。


 だが、そんなことよりも、さらに私を驚愕させたことがある。

 M籐さんにメイドさんを紹介されました。

 ええ、聞いていましたとも、メイドさんがいることは。

 まあ、日本の独身寮でいえば寮母さんに匹敵するもんだと思ってました。

 ふたりいるメイドさんのひとりは、まあたしかにそんなもんでした。

 たぶん三十代後半くらいの女性です。メイドさんといっても、さすがにエプロンドレスはきてません。Tシャツに短パンという南国スタイル。

 驚いたのは、もうひとりのほうです。


 子供だ。子供メイドがいる!


 ネタじゃないんだ。妄想でもない。ほんとうなんだ。信じてくれよぉ!


 といっても、まさか小学生の幼女がいたわけじゃありません。でもどう見ても、15~6歳にしか見えん。

 かといって、どうやら女子高生のバイトではないらしい(メイドさんは住み込みです)。


 さすが、魔境フィリピンだな。と勝手に納得する私(失敬だな)。


 まあ、家が貧乏なんで、中卒で住み込みメイドやってるんだなと勝手に思っていましたが、きょう、ちょっとネットで調べたところ、フィリピンは中学がなく、小学校を卒業すると6年制の高校に行くらしい。そこまでが義務教育(日本よりなげえじゃねえか?)。


 つまり、すくなくとも彼女は18歳以上だ。


 見えねえっ!


 ちなみにおばちゃんメイドは料理メイド、子供メイドは洗濯メイドだそうな。


 さあ、君もフィリピンに行こう。子供メイドがパンツを洗ってくれるぞ!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ