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手伸ばしちゃった。

チュンチュン


んー。今、何時?


10:20


「えっ...。ん?えっ!!!!ちょっ、急がなきゃ!!!」


顔洗って、歯を磨いて、着替えて、髪も整えなきゃ!!!

うぁーん!!!これじゃあ、待ち合わせに間に合わないよー!!




「いってきまーーーす!!」


タッタッタッ


野尻先輩絶対待ってるよ!!まずいよー!!

遅れるってメールしとかなきゃ!!!


ピロリン


「ん?あっ、天城さんからメールだ。」


『先輩ごめんなさい(。>д<)今、向かってます!私から誘ったのに遅れてしまってすみません...。』


ピロリン


『大丈夫だよ。焦らないで、焦ってもし可愛い天城さんがケガでもしたら大変だからね。気を付けておいで。』


はぅっ!!

せ、先輩。イケメンすぎ!!だから、裏でモテてんだよ!!!!バカッ!!


「うーん。じゃあ、何してようかなー。人間観察でもするかー。」


コソコソ


「あの人、イケメンじゃね??」

「えっ!?どこどこ!!あっ、ほんとだー!!イケメン!!誰かまってんのかな??」

「待ってても友達じゃねー?あんな、イケメンなら友達もイケメンしょー!!」

「行く??」

「行くしかないでしょー♪」



「すみませーん。お兄さん。今、時間空いてます??」

「私達と一緒に遊びませんか??」

「すみません。友達を待っているので。」


ニコッ


えっ!?何このイケメン!!マジイケメン何だけどー!!


「えっー。じゃあ、友達も一緒にどうですかー?」

「いや、それもちょっと。」


アハハ...。


困った顔もイケメン!!ヤバッ!!




はぁ、はぁ、はぁ、ふー。少し、遅れちゃったけど。何処だろ??


キャッキャッ


「お願い!!お兄さん!!」


ん!?野尻先輩!? 


タッタッタッ


「野尻先輩!!こんなところで何やってるんですか!!!」

「あっ、ごめん。天城さん。」


コソコソ


彼女可愛すぎんだろ!!勝ち目ないわ。


「あはは。ごめんなさーい。」


「もぉ!!先輩!!ちゃんと断って下さいよ!ああいうのは!!」

「ごめんね。天城さん。」

「まぁ、先輩らしいっちゃらしいけどー。」

「でも、天城さんが丁度良いタイミングで来てよかったよー。」

「うっ、それ嫌味ですか?ごめんなさい。私が、遅れなければ...。」

「えっ、嫌みじゃないよ!!!待つの好きだから別に!!」

「なら、良かった!!行きましょ♪」


そう言うと、空は手を伸ばした。


あっ、ヤバイ...。手伸ばしちゃった。ハズっ!!


ギュッ


「うん。じゃあ、行こうか。」


ニコッ


「は、はい...。」


野尻先輩が手繋いでくれたー!!!




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