手、手、手!!
「えっ!?ちょっ!!何やって!」
「アムアムアムアム…ハッ!!私は一体何を!?あー!!愛しの手!!噛んでしまってごめんなさいですどうかお許しを」
なんだこいつ…愛しの手?何言ってんの?また変人か?
「あっ、あのー?」
「何ですか?愛しの手を持ったかた?」
「やっ、俺の名前西山涼だし…」
「わわわ!!それは、すみませんでした!!西山先輩私の名前は天城空です。よろしくです!!」
天城空だと…
あの、美女3の…
こいつも花村と一緒で変人なのか?
「よ、よろしく。天城」
「西山先輩!!突然ですが、私…」
えっ!!こ、告白!?まだ、知り合って間もないのに!!もしかして、ヒトメボレ!!
「西山先輩の手だけが好きです!!」
ですよねー
うん、なんかもーなんとなく分かってましたよ分かってたけれど…
ヤベー涙が出てきた…
「えっと、手だけが好きなんだよね?やっぱり?」
「はい!!西山先輩の手だけが好きです!!!」
うわーん!!なんで、なんで、なんで!!俺に告白する人は特殊な奴だけなんだよ!!もしかして、俺が変なのか?俺が変なオーラでも出してんのか!?
「えっと、今日のところはとりあえず保留でお願いします。」
「わかりました!!西山先輩!!あっ、あと、私の事空って読んで下さい!!じゃ、また明日です!!」
「おう、わかった」
可愛い子に先輩って呼ばれんのなんかいいな…
でも、変人なんだよな…