新たな変人が!?
「愛しの手を持ったかたのお名前はなんと言うのでしょーか?うーん…」
「おっはよー!!にっしー!!」
「おはよう。野尻。」
「元気ねーな…どーした?」
「なんかもー、花村に疲れた…」
「あんなに可愛い子に構って貰えるならいいじゃねーか!!」
いやいやいや、野尻!!お前は花村の事をちゃんと知らないからだ!!話だけじゃ、やはり伝わらないか…
「いや、可愛くても嫌だわ…なら、まだ野尻に色々される方が良いわ」
俺がそう言うとなぜか野尻は頬を赤く染めていた
「どした野尻?そんなに顔赤くして?風邪か?」
「えっ!?い、いや!!なんでもねーよ!!お前が嬉しいこと言うから…」
「ん?最後なんて言ったんだよ?まぁー良いわ風邪じゃねーなら安心だわ!!お前が風邪ひいたら俺、悲しいからよ!!じゃな!」
「おう!!にっしーなんであんな嬉しいこと言ってくれんだよ…ドキドキすんだろ」
やぁー!!今日は素晴らしい!!花村にも会わないし!!このまま変な奴に会わなきゃいいがな!!
ルンルンランラン
ドン
「いたた」
「あっ、わりー!!って昨日の」
「!!!」
「大丈夫か?」
「愛しの手!!」
カプッ!!
俺は、差し出した手を小柄な女の子に噛まれた
「え?」