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一安心かと思いきや

「もう!!西山君たら!!…まぁ、いつか逃げてる時の西山君の顔みれたし!可愛かったな♪」


俺は、凄い速さで階段を降りた。今までで一番速かったかもしれん


「ぜーはーぜーはー、こ、ここまでくれば一安心かな?多分」


てか、疲れたヤバイ今もし、ここで花村が来たらもう逃げられない!!終わる!!


チラリ


良かった、着いてきてなかった…

「まじ、疲れた…今日はもう早く帰って寝よう。」


今日も学校だ…

花村が来なきゃいいが…


「西山君♪おはよーです!!」

「ウォ!!出た!!」

「もぉー!!なんですか!!人を幽霊みたいに!!私怒っちゃいますよ!プンプン!!」

「来んな!!お前は怖いんだよ!!」

あ、ヤベー


ヒソヒソ


なんだ、あいつ花村に話されてるのに来んなだと偉そうに何様だあいつ!!

陽菜ちゃん可愛そう。何あいつ!ウザいんだけど


や、ヤベー

俺があんなこと言ったから回りの奴が俺の悪口を…


「は、花村…ちょっとあっちで話そうぜ?」

「はい!!喜んで!!西山君♪」


ニコリ


何なんだ!こいつは悪魔のように笑いやがって!!


「花村、俺に近づくな!!お前といると色々いわれてやなんだよ!!」

「………………………………」


なんだ?花村が黙った…

え?俺、言い過ぎたのか?


「グスン…に、西山君…私の事嫌いなの?」


は、花村!!ヤバイ!!泣いた顔がメッチャ可愛い抱きつきたい!!だけど、これは、罠だ!罠だぞ!西山涼!!騙されるな!!


「に、西山君?」


ウォー!!上目遣いは止めろ!!あっ、これは、本気でヤバイ…可愛すぎる!!我慢できん!!


ギュッ


「えっ!?西山君!!」

「ごめん、さっきのは言い過ぎた…べ、別にその近づいてもいいから泣くな……」


ニヤリ

えっ!?なんでこいつ笑って!!


「はーい!!わかりました!!西山君♪」

え!?笑顔!!

「ちゃーんと!!西山君が近づいても良い。と言ったので近づきますね!!フフフ」

「お前!!さっき泣いてたのは!!」

「へっ?あー、演技に決まってるじゃないですか!」

「え、演技?………………ふざけんなよ!!」

「では、また。」


だ、騙されたー!!

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