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遊園地3

空が次に行きたいと言ったのはお化け屋敷だった


「行きましょーよー!!面白そうですよ♪恐怖の病院24時だって、途中棄権者384人だって!スゴいですね♪ねー、先輩?」


「………」


ガタガタガタガタ

お、俺、こういうのマジ無理なんだよー泣


「西山先輩、もしかしてー。怖いんですかー?」

「べ、別に怖くねーよ!!」

「なら、私と二人で行きましょー?」

「は、はぁ!?4人で行けばいいだろ!!」

「怖いんですかー?」

「わ、わかったよ!!二人で行くぞ!!」

「じゃ、そう言うことなので、花村先輩と野尻先輩でお願いします♪」


「花村はこう言うの大丈夫なのか?」

「別に…それより、西山君。自分の心配でもしてればいいんじゃない…」


……や、やっぱり花村が機嫌悪い…

確かに、自分の心配しとかねーとヤバイ後少しで順番が来てしまう…


「次のかたどうぞー」


「さ、行きましょ♪西山先輩♪」

「あ、ああ」


や、ヤバイ入って早々もう怖いんですけど!!

この病院怖いよ!!絶対行きたくねー!!


ガタッ!!


「ギャー!!」

「…先輩、そう言うのって女子の役目ですよ?」

「そんな事言ってらんねーよ!!」


もう、先輩ったら…

でも、これはこれで良しとしますか 

西山先輩可愛い!!


「そ、空!!絶対に手、放すんじゃねーぞ!!」

「大丈夫ですよー♪放しませんってば♪」


トントン


「え、な、何!!」


俺は、振り向いてしまった

あの時、振り向いていなければこんなことにはならなかったのに


「ヴァー!!ギャー!!ぐんな!!ワー!!」

「ちょっ、西山先輩!!」


ギロリ


「お化けさん…何してくれるんですか?」


ニコニコニコ


「ふざけんな…ただですむと思うなよ?」 

ニコッ


「ひぃー!!ご、ごめんなさい!!」


「今の声にっしー?」

「情けないですね。西山君…」

「助けに行かなきゃ」

「え?」

「花村さん、お化け屋敷怖い?大丈夫?」

「別に、怖くないですけど?」

「じゃー、ごめん!!俺、にっしー探して来る。多分ちょっと行けば天城さんに会えると思うから。じゃ」

「え?ちょっと、野尻くん…」


「行っちゃった……」


「にっしー!!どこー!!」


にっしー、大丈夫かな?なんで、あんなに怖がりなのに強がってんだよ。全く……


「や、ヤベーよ!!ここどこだよ。グスン」

「にっしー!!いるー!!」


この声は!!野尻!!


「野尻ー!!おでは、ごごにいるぞ…ヒック…」


「にっしー!!良かったー。無事……では、ないか?」

「ごわがっだ…」

「泣くなって、にっしー。ほら、ハンカチやっから」


ギュッ


「に、にっしー!?」

「ごめん。野尻、キモいと思うけど少しだけこうさせて。マジで怖かったから…」

「お、おう。」


ドキドキドキドキ

や、ヤバイ

にっしーに心臓の音ばれてねーかな?

にっしー、可愛すぎる…

ずっと、このままがいい!!


「ご、ごめん。野尻…」

「………」

「野尻?」

「………ハッ!!あっ、いや何でもねーよ!!じゃ、行こっか。にっしー!!」

「袖……掴んでてもいいか?野尻?」

「お、おう!!」


にっしー!!マジ可愛い!!


「お、そろそろ着くぞ、にっしー」


あー、やっと、暗いところから抜け出せた…


「西山先輩!!もう!!何で、途中でいなくなるんですか!!ずっと、花村先輩と一緒でつまんなかったですー!!」

「それは、どうもすみませんでした。」

「ムカッ!!花村先輩何ですか!!その態度は!!」

「別に…」


「ま、まぁ、二人とも仲良くしようぜ!!」

「元はと言えば、西山先輩のせいなんですからね。」

「そうね。西山君のせいね。」


「わ、悪かったって!!ごめん!!」

「まぁ、いいですけどー。」


「現在の時刻は7時です。閉園まであと、1時間です。」


「乗るなら、最後の一個だな」

「あっ、じゃー、私あれ、乗りたいです!!」


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