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死後の世界で

ミ「フゥー、全く女王様っていうのは疲れるわ…やっと肩の荷が降りたっていう感じね。」

?「ハァ…もう来たんですか…」

ミ「ヤッホー、お久しぶり。」

?「あなたは男だろうと女だろうと同じテンションですね…生前はおしとやか貫いてたんですから、ここでもそうしていて下さいよ…」

ミ「嫌。」

?「ハァ…」

ミ「そんなにため息ばかりついていると幸せが逃げるわよ。だからあんた彼女も出来ないのよ。」

?「ほっといてください!」


今ミズキは雲のような地面の上に建っている神殿のような建物、その中の部屋の一室に居る。

そして、一人の若い中性的な顔をした人物と話している。


ミ「まぁまぁ、いつかかわいい彼女も出来るって、カ・ミ・サ・マ」

神「明らかに敬ってませんよね?第一私達に性別はありません。」

ミ「でも恋人は作るよね?確か天使の9割は恋人持ちだとか。」

「うっ…ハァもういいです。」


そう言って、神はもう一度ため息をついて話を変える。


神「それで、今度はどの世界に行きます?」

ミ「そうね…地球は前行ったし、今回のは特に面白くもない大砲や弓での戦争ばっかの世界だったから…そうだ!魔法のある世界がいいな。」

神「それなら…あぁ、ここはどうですか?魔法の発達した世界・パンタシア。まだ行った事も無いようですし、ここなら満足出来るのでは?」

そう言って、神は書類を差し出してきた。

ミズキはそれをパラパラとめくり、内容を確認する。


ミ「フーン、なんと言うか…スッゴクありきたりで厨二な世界ね。」

神「あなた厨二病患者何ですから大丈夫でしょう。全く、私よりも年齢が遥かに上なのに厨二病患者って…少しはまともな人物になって下さい。」

ミ「無理。だってそれが私の生き甲斐だから。」

神「あなた何回も死んでますからその言い方もおかしいと思いますがね…で、どうしますか?」

ミ「ここにするわ。性別はいつも通りランダムで。」

神「では早速転生の準備を。いつも通り時間がかかりますから待っていて下さい。」

ミ「分かったわ。それじゃあ少しブラブラしてくるわ。」


そう言ってミズキは神の執務室から出ていった。

そこから出ると、そこには頭の上に金色の輪がある人達…天使が忙しそうに働いていた。


ミ「フゥ、みんな相変わらず忙しそうね。」

?「あれ?ミズキ、もう死んだのか?」


そう言って、一人の背の高い天使が話しかけてきた。

ミズキはその天使の方を向いて…


ミ「言い方に気をつけて。それより久し振りね、セラフィム」

セ「俺達からしたら久し振りって程でも無いけどな。それより今度はどこいくんだ?」

ミ「パンタシアって世界。今度はいわゆる剣と魔法の世界らしいから、当分帰って来ないと思うよ。」


セラフィムはフーンと言って考え込む。


セ「良いんじゃないの?ミズキには合ってるみたいだし。それより…」

ミ「?」

セ「今回は発達がよろしいようでーーー!!!」

ミ「やっぱりか!!すぐに来ないから直ったかと思ったら、全然直ってないわね!このエロ天使!」


そう言って、ミズキは胸を揉もうと突っ込んで来るセラフィムに踵落としを食らわせる。

それをセラフィムはもろに食らって、地面に顔が埋まっている。

しかし、まだ大丈夫らしく…


セ「い、いいじゃん…ミズキ、男だったこともあるんだからこの気持ち分かるでしょ?」


と、陥没した地面から顔を抜いて、ミズキの方を向いてそういった。


ミ「知らないわよ!私はあんた見たいに変態じゃないのよ。」

セ「そうか…それじゃあ最後に一言」

ミ「何よ」

    ・・・・

そして、スカートを履いているミズキに一言。


セ「……ノーパン最高……」


その日、死後の世界では一人のバカな天使が天界から地獄の最深部まで蹴り落とされたそうだ。

あともう一話の間、ミズキは女です。

次はミズキの紹介文いきます。

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