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プロローグ


「ふぅ。やっと終わったー。今日も疲れたなぁ。」


私の名前は鈴野 蘭。どこにでもいるJK…より少し地味な女子高校生。


私は最近あるゲームに夢中になっている。

「ローズラバーズ」というノベルゲームだ。ローズラバーズはヒロインであるシーニィ・グラーブと王子であるアラケル・ブレイニーとの恋愛模様を描くノベルゲームである。

しかし、私はアラケルの元婚約者でありゲーム中では悪役令嬢と呼ばれているラール・ヴェレットが大好きなのである。


今日も学校が終わりゲームの続きをプレイしようと早足で帰路に就いていると。


「らーん、一緒に帰ろー!」


「杏。うん!」


そう言って駆け寄ってきた女の子は芝田 杏。小学からの幼なじみである。

そして、杏もローズラバーズのファンである。ちなみに言うと、アラケルが好きでよく「結婚して」「尊い」とか言ってる。


「今日も帰ってロズラバするんでしょ?私も一緒にやりたい!」


「いいよ。」


「やった!じゃあ、そのまま家に行っていい?」


「そうだね。着替えなくていいの?」


「平気平気。早く続き読みたいなー!」


他愛もない会話を繰り返しているうちに私の家に着いた。母も父も帰りが遅いので、家には誰もいない。


「お邪魔しまーす!」


「どうぞー。お茶持ってくるから待ってて。」


「うん。2階に上がってるね!」


鼻歌交じりにリズム良く階段を上がっていく杏を見送って私は台所で冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出し、コップに次ぐ。ちょうどクッキーが8枚ほどあったのでこれも持っていこう。


2階に上がると既に「うー。どっちが正しいんだこれ。」と選択肢に唸っている杏の姿があった。私もテーブルにお茶とお菓子を置いてゲームを始める。


選択肢をひとつでも間違えるとエンディングが変わってしまう可能性があるので、慎重に選ばなければならない。このゲームにはラールが国外追放されてしまう悲しいエンディングがあるのである。まぁ、悪役令嬢なので仕方ないことなのかもしれないが。


(私はそんなエンディング絶対に認めない!)


パアァ…!


その時急にゲーム画面が光出した。隣を見ると、彼女の方も同じ状況だった。直後、ゲームの中に吸い込まれるような感覚がしたが、私の意識はそこで途切れたので定かではない。

勢いで書いた小説です。

不定期連載です。

よろしくお願いします。

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