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1話 異世界




暗闇の中で僧侶は思う

わたしに力があれば、攻撃魔法さえ覚えていたらまた違った未来が見えていたのではないかと

しかし僧侶は僧侶、元いた世界では補助魔法しか覚えられないのである


「悔しい」


そう思い、また涙を流す


魔法陣に乗せられてどれ程時間が流れただろうか

上下左右、どこを見ても暗闇である

僧侶は考えることをやめ深い眠りにつく


---

更に月日が流れ、僧侶が目覚めると先程の暗闇とは違い、辺り一面に星が広がっている


「きれい」


ふと呟く

心からの感想である

ここはどこなのか未だにわからないが、景色が変わって来ているので終着点は直ぐ側なのであろう


遠い場所に光が溢れている

そこが出口なのだろうか、僧侶の身体はその場所に向かって流れ出す


「いたっ!」


気付くと魔法陣が解除され、宙に投げ出される

久しぶりの地面との対面に感動しつつも、ここはどこなのだろうと考慮しだす


「見たことない景色、、、」


広大な野原に果物の木々が生い茂る


「あの果実、食べれるかも・・・」


数日間何も食べていなかったので空腹なのは当たり前である

僧侶はそう思いながらも、疲れからか身体が動かない

少し寝たら癒えるであろうと考え空を見上げ横になり、幾度目かの深い眠りにつく



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