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枕の上に 希望の下に(12)

太陽は明るく消える

歩道の汚れに猫の足音

朝方の靄に

匂いがあるとするなら

昨日のレモネードと

今ある缶コーヒーに

自らの生き物の匂いを

混ぜ合わせた物だろう

いつの間にか付いた

靴の汚れ



形の無い物を振って

ランダムに動いた

手に入れた物は

明日も明後日も無い

時間を消費しただけで

肉体が劣化しただけだ

嘲笑うのは

自分で自分に

円柱を上げ下げしながら

吐き出した物は

沈殿することは無い

ジャムパンが

食べたかった



太陽は切なく登る

錆びた街の部分だけ

光るのを忘れていた

隙間に生えた草花

気づいた光に答えは無い

ただ喰いつなぐ

波を立てない海底

打つかる前に逃げて潜む

落とされてた

テトラポット



屋根の汚れに鳩の鳴き音

遠くから見る

味気ない風景画

おにぎりの海苔と

お茶のペットボトル

自らの生き物の匂いを

混ぜ合わせて

出来た物は何か

いつの間にか付いた

顔の汚れ



自我の奥を揺すって

溢れた物を拾う

手に入れた物は

昨日も一昨日も無い

時間を消費しただけで

肉体が劣化しただけだ

馬鹿にするのは

自分で自分に

円柱を左右に動かして

吐き出した物は

空に浮かんで無くなった

ビールが

飲みたかった



太陽は明るく消える

錆びた街の部分だけ

黒く浮かび上がった

隙間にあるボロボロの店は

気づいた時には駐車場

ただ喰いつなぐ

風が吹かない惑星

打つかる前に逃げて潜む

誰かが回す

あのプロペラ



病気になった木は

手入れをしなければ

無意味な場所にも

新芽を出す

的確な場所なんて

きっと何処にも無い

行動だって同じだ

好きに生きているだけなら

あの木と同じだと

気づく時が必ず来る

何かに切り取ってもらうことも

本当は

悪くは無いのさ



太陽は切なく登る

錆びた街の部分だけ

光るのを忘れていた

隙間に生えた草花

気づいた光に答えは無い

ただ喰いつなぐ

波を立てない海底

打つかる前に逃げて潜む

落とされてた

テトラポット



太陽は明るく消える

錆びた街の部分だけ

黒く浮かび上がった

隙間にあるボロボロの店は

気づいた時には駐車場

ただ喰いつなぐ

風が吹かない惑星

打つかる前に逃げて潜む

誰かが回す

あのプロペラ

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