表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/43

第43話 エピローグ


 ああ、夢か……。


 カザは暗がりで目を覚ました。薄汚いアパートの一室だ。長い夢を見ていたような気がする。床で寝てしまっていたのか、身体の節々が痛い。


 今日は確か、新しいテーマパークの開園初日か。パレードが名物だというが、人ごみの中、わざわざ見に行く連中の気が知れない。

 

 二度寝しようとしてベッドに横になった。


 目を瞑って、うとうとしかけた時、訓練でしか聞いたことのない緊急呼び出しボタンが鳴り始めた。誰かが、乱暴に身体を揺さぶってくる。


「ちょっと、早く起きなって」


 不満げな声に目を開けると、ネスティが立っていた。生意気そうな顔と声は一緒だが背が低く、元々小柄な方とはいえ、まんま子供だった。


「うお、びっくりさせるなよ。あーあ、ちっちゃくなっちまったな。究極魔法の副作用か」


「今日は、テーマパークに連れて行ってくれるんでしょ。早く起きなさいよ」


「えー、大人のネスティも面倒くさいけど、子供でも面倒くさいな」


「はぁ? 誰が面倒くさいだって?」


 と頭を叩かれて目を覚ました。かなり本気でどつかれたらしく、ずきずきと頭が痛む。今度こそ、本当に目が覚めた。


「やっと起きたわね。寝ぼけてんの?」


 呆れたようにネスティが言う。


「今日は結婚式でしょ。さっさと支度しなさいよ」


「えーと、誰の結婚式だっけ」


「呆れた。寝ぼけてるなんて問題じゃないわね」


「えーと、俺とお前の結婚式とか?」


 言った瞬間、顔を真っ赤にしながら、んなわけあるか!と殴られた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ