キララ「見守りの渡しあい」アキ「押し付け合い?」
一月早く終わらないかな。
Kirara「勉学の終焉日が睦月だからの」
うん。それもあるけど書きたい作品がたまってるからそのためにも執筆時間ふやしたですしモンスター文庫大賞さんの一次審査発表もありますしね。
Kirara「そうだったの。自信はあるのか?」
書きたい作品を書いただけだからね……。まあ、なるようになると思ってるよ。それでは。
Kirara・Tsubasa「銀幕のあける舞台。さぁ、物語の始まりだ」
ミユキに連れられて色々とまわりながら談笑していると青葉たちはイベント参加チケットを取得できなかったことが分かった。天音ちゃんは非常に悔しがっていたらしいのでそこで俺かナナが抜けて代わりに天音ちゃんを中に入れてあげれば?という話になった。最初は遠慮をした青葉だが天音ちゃんの思い出づくりの為にということで受け取ってもらえた。そして……。
「ナナ、保護者役よろしく」
「アキ、保護者役よろしくね」
同時にハモる二人。俺とナナの間にだけ一瞬間が訪れる。
「いや、ナナが行ってくれよ。天音ちゃんも俺よりナナの方がいいだろうし」
「でも、ミユキちゃんのこと考えたらアキだよ。それにキララちゃんもいるんだから」
互いに一歩も譲ろうとしない……いや、互いに譲り合っているのか?ともかく話が平行線をたどる。ここは。
「なぁ?ナナの方がいいと思うだろ、青葉」
「ねぇ?アキの方がいいと思うよね、皐月ちゃん」
「とりあえず、二人の息が合っていることはわかった」
またしてもハモる俺たちに呆れと似たような顔をだして苦笑いを浮かべる。
「ん~、アタシとしては別にどっちでもいいんだよね。ここは、天音に決めてもらおっかな。天音~、ちょっと来て」
「なに?」
少し離れた所にいた天音ちゃんを呼び寄せる。そういや、まだ天音ちゃんには伝えていなかったなイベントに参加できることを。
「うん、実はこのお兄ちゃんたちにイベント参加の席、一つ譲ってもらったの。だから、天音参加できるよ」
「ほんと!?」
「うん」
「やった……あっ、えっと……ありがとう」
ペコリと俺たちに頭を下げる。きちんと礼儀とかもあるし、キララより常識上じゃね?
「どういたしまして」
「うん、それにお礼なら私達じゃなくてミユキちゃん―――一緒にいた黒髪の女の子のほうね?その子に言って。もともとあのチケットはミユキちゃんのものだし」
「うんっ!」
元気に頷く天音ちゃん。それじゃあ本題にと青葉を見やる。
「それでだけど、もちろんアタシは入れないからこのお兄ちゃんか、お姉ちゃんのどちらかに一緒に来てもらうんだけど、どっちがいい?」
「えっ……?」
「席は4つ、天音にキララちゃんミユキちゃんで3つ。だから後1席。それでこの二人のうち一人が入るんだけどどっちがいい?」
青葉は優しく天音ちゃんに言う。普段はふざけてばっかだけどなんだかんだでお姉ちゃんしてるんだなと感心する。
「えと……あまねは別に誰でも……」
まあ、そうなるわな。俺たちはであったばっかでどちらがいいかなんて判断つかないだろう。
膝を折って俺は天音ちゃんに視線を合わせる。
「わかった。じゃあ、イベント始まる前にどちらがいいか教えてくれる?もし決められなかったら俺たちが勝手にきめるけど、いいかな?」
「うん」
「よしっ……。じゃあ、ミユキ達にお礼言ってきて。あそこにいるから」
「うんっ」
俺は曲げた膝を伸ばして天音ちゃんを見送る。まだイベントまでには時間がある。イベント開始は1時半。開場は1時。あと開場まで2時間もある。
「やっぱり、タカッちは小さいこの扱いに慣れてるからロリコン疑惑が晴れないね」
「お前は今全国の男性保育士及び男性小学校教員を敵に回したな」
Miyuki「そういや大学の課題とかあるんじゃないん?」
あ~、確かにある学校はあるね。うちはまだ知らされてないけど多少はあるだろうね。
Miyuki「それやったら執筆に時間さけるん?」
どうだろ?わかんないこと悩んでも仕方ないし、その時はその時かな。では、そんな未来へ。
Miyuki・Tsubasa「encoreのその先へ。拍手が続く限り」




