キララ「平面からの一次」アキ「オフ会とかもある意味そうだよな」
さて、前回の真面目からいつも通りの回に戻ります、が!!その前にAki!!
Aki「なんだよ……?」
ツイッターのネタでねあなたの今年の運勢を占うというものでお前の恋愛部分『近年で最高の出会い有り』。これ以上嫁候補増やす気か!?
Aki「知らねえしなに勝手にやってんだよ!?てか嫁候補ってなんだ!?」
だから鈍感は……。
Aki「コイツ……」
Akiはほっといていきましょう。
Aki「いや、挨拶はすっから」
Aki・tsubasa「銀幕のあける舞台。さぁ、物語の始まりだ」
11月末日。俺はキララとミユキ、それにナナを連れて俺たちの住む町から少し離れたドームにやってきていた。
「なかなかに遠かったな……」
一言漏らす。俺たちが目的としていたドームにはすでに人がごったかえしていた。
「アキ兄ちゃん早くいこ!!」
「お、おい!!走るなって……」
興奮しているミユキにひっぱられてイベントチケット確認入口に並ばされる。その後ろをキララたちがついてくる。まあ、興奮する気持ちもわからんでもないが……。
俺は鞄からチケットをとりだしながら苦笑する。そのチケットに書かれているのは『大和怪伝・火の亡 スペシャルイベント入場券』の文字。一枚で最大四人までは入れるチケットだ。
「ふん、子どもじゃのう」
「琉死腑亜の時のイベントの時はミユキ以上に大はしゃぎしてたじゃねえか」
大人ぶるキララに即座にツッコミを入れる。あの時は大変だった。常に興奮しっぱなしのキララを抑えつつ色々連れまわされて……。挙句の果てに帰りの電車内で眠りこけておんぶして帰ることになってしまった。
「あはは、そういえばあの時は大変だったんだよね」
苦笑いを浮かべてナナが言う。そう、あの時はナナも一緒にいて、キララと一緒にはしゃぎやがって……けっか、ナナの荷物も俺が持つような流れになって、かなり疲れた。今回はその二の舞にならなきゃいいのだが。
事の発端は二週間前。家に届いた一通の手紙。それがこのイベントのチケットだったのだ。このイベントはグッズの販売はもちろん、火の亡以前のシリーズ作品の絵コンテの一部を展示してあったりする。そしてメインはキャスト声優陣と監督、原作小説の作家を加えたイベントだ。これを見るためには入場券が必要でその入場券がこれというわけだ。
因みにこのチケットは原作小説購入時についてくるハガキに応募し、その中から抽選に当たるかどうかというもので、見事ミユキは当選した。なんという運。
「次の方どうぞー」
入口でチケットを確認している係りの人の呼ばれてチケットを渡す。
「四人です」
俺は手を四の形にしながら伝える。
「かしこまりました……でしたら……E-24~27の席が空いておりますね」
すっと席の場所が書かれいてる案内図を見せながら言う係員。その席は真ん中やや右後方付近で最高の席とはいえないながらもなかなかの席だった。
「ここで―――」
いいかとミユキに機構としたらそれより早く興奮しきった口調で係りの人に詰め寄るミユキ。普段の大人しさや人見知りは陰に隠れている。
「他にはどんな席があるん?」
「他は……C-1~4付近やこちらのあたりとなりますね」
係りの人が示す席はいずれもが後ろの方や横の方であまりいい席とは思えなかった。
「……ここは?」
すっとミユキが指さすのはD-10~13の席。E席と似ているがこちらは通路側席でE席とほぼ変わらない。むしろ、前方にはこれたがより中心から横にずれている席だ。
「空いてますが……」
「ならそこがいい」
「み、ミユキ?Eの方がいいんじゃないのか?」
「ええの。これで」
俺が諭すように言うがなにか核心しきった声で言うミユキ。
「そうか?じゃあ、そこでお願いします。」
俺は係りの人に告げてそこの席を抑えてもらいチケットにデータを入れ込んでもらう。なにかよくわからないが、ミユキがそこがいいというのであればミユキに言うとおりにしよう。もともとミユキのチケットだし。
俺は係りの人からこのイベントが行われるホールの開場時間の説明を軽く受けてからドーム内へと足を運んだ。
前回はKiraraとMiyukiの出番が少なかったので今回は前回より多めです。
Nana「そういえば、第13部で秋アニメとして放送するって言ってたもんね」
はい、作者自身も忘れてました。ただアニメイベントというのはやりたかったのでこれだ!!となりましたね
Nana「Tsubasaさんはこういうのに言ったことは?」
行きたいと思いつつ行けてないのが実情。やっぱり東京でイベントが多いですからね。大阪も地方に比べれば少なくないですがやはり少ないのも事実。行きたい。
Nana「コミケとかは?」
行きたくはあるけど、人がねぇ……。
Nana「ほんと出不精だね」
うん。それではまた次回。
Nana・Tsubasa「encoreのその先へ。拍手が続く限り」




