キララ「生と死、全てを決める選択」アキ「ナナの機嫌を直す選択はどれでしょう」
自重なしにパロります。
Aki「なんの宣言だよ!!」
いや、もう先に言っておこうと思いまして。
Aki「開き直ったな……」
ちゅうなんは思いきったことをしたほうが面白いかなって。
Aki・Tsubasa「楽しき時間を過ごしたまえ」
幻想世界。人はここをそう呼ぶ。なぜなら……
「いらっしゃいませ、幻想世界へようこそ!!」
これが店の名前たからだ。
「おぉ!!ここがこの世で名を轟かせている幻想世界か」
「いやいや、勝手に店の名前にルビをふるな」
思わずツッコムが……いやはや、すげぇなここは。
「でも、確かにユートピアって感じだね」
な、ナナの機嫌がなおりかけている!?
「そうだな〜ナナ」
「…………ね〜、キララちゃん。何から乗る〜?」
スルースキル!!えっ?マジで無視っすか?
少し苦笑いを浮かべる。さて、俺達は今アミューズメント複合施設の屋上を陣取っている『幻想世界』という遊園地に来ている。時刻は10時だ。この施設にきて早速やって来たといった感じだ。まだ朝早い時間だがたくさんの人でごった返している。
「ふむむ。ではまずはあそこにしようではないか」
キララは小さなパンフレットのマップの中の一つを指差す。
「うんうん、ど……れ……?」
ん?どうしたナナの奴。急に青ざめて。
「キララ?どれのにたいんだ?」
「わが分身よ……これだ」
「あっ、なるほどね」
キララの指したものをみて納得する。それは『夢超コースター』というジェットコースターだ。さらに詳しくいうとこのジェットコースターはかなり怖いと有名だ。速さ事態はそれほどでもないのだが元々ビルの屋上にあるので高さが凄い。また、一ヶ所ビルの範囲を出たところがありそこは一回転している。つまりは、ビルの高さプラスコースターの高さ分の距離を一望することになる。
そして、ここが一番大切だ。キララはこういった絶叫系のものには強いがナナは弱い。さて、ここで選択肢発動だ。
①「キララが乗りたいんだからのりにいこっか?」悪魔でもキララが乗りたいと言ってることを強調する。
②「おっ、面白そうだな。ナナも別にこれぐらいなら怖くないだろ?」少しナナに対して挑発気味にいう。
③「ん〜、と。混んでるしまたにしないか?二時間待ちみたいだぜ……もっと落ち着いた時にのりにいこうぜ」待ち時間を持ち出して別の機会にさせる。
さて、どうだ?みんな選択してくれ。
……
…………
………………ふむ。
①が20パーセント②が35パーセント③が45パーセントか。
なに?適当じゃねえかと?これはギャルゲじゃねぇからそういったものはないんだ。諦めてくれ。
さて、③が一番多いようだな。
『アキ、③よ!!』
『了解』
って、何やってんだ?なんか頭の中にデートと生きるの文字が浮かんだが気にしないことにしよう。
「ん〜、と。混んでるしまたにしないか?二時間待ちみたいだぜ……もっと落ち着いた時にのりにいこうぜ」
「ふむ。それもそうだな……では、別の余り人間共がいないものにするか」
「そうだな」
俺はキララの頭を撫でる。そういえばだが、俺とキララは外に出るときは帽子を被るようにしている。なぜかって?髪だよ。俺は桜色、キララは空色。目立つだろ?少しでも、人目を避けるためだよ。
「では……どれにしようかの……」
キララはマップと格闘し始める。
「あ、アキ……その、ありがと」
アキが遠慮がちに言ってくる。
「ん?別に……まっ、普通に楽しもうぜ」
「うん」
俺が明るくいったことでナナも元気よく返してくれる。ナナも機嫌がなおったようだ。
俺はこれで楽しい時間を過ごせる。このときまではそう信じていたのだが……
次回に続く!!
Aki「そういや、こんな終わり方は初めてだったな」
さぁ、私たちのストーリーを始めましょ。
Aki「オイ!!最後までパクるなよ」
いいのいいの。じゃっ、せーの。
Aki「はぁ、たくっ」
Aki・Tsubasa「また、みなに会えるその時まで」