表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中二病ってなんですか!?  作者: 椿ツバサ
南国への逃避行~修学旅行編~
63/164

キララ「南への旅路」アキ「旅じゃなくて旅行」α

新章突入です。そして、今回はツーパターンの話を上げます。

Nana「なにがどう違うの?」

αはいつも通りの感じβが違うバージョンです。

Nana「ふ~ん……詳しくは?」

見ていただければわかります。β版の後書きで軽く説明は致します。

Nana「ふ~ん……それじゃ、いこっか」

Nana・Tsubasa「神秘への旅立ち、案内しよう」

思い荷物を片手……ではなく両手にかけて階段を降りる。隣には眠そうに目を擦るナナ。そう、つまりは片方はナナの荷物だ。なんで俺がコイツの荷物まで……別にいいけどさ。

「ナナ〜、いい加減起きろ〜。飛行機内で十分寝ただろ〜」

「分かってる……でも、足りない」

覚醒しきってない重たい声。ちょっと頼りない足取り。うん、今荷物持たせたら確実に倒れるな。

今日から修学旅行で沖縄だってのに……大丈夫か?

「子どもじゃあるまいし、昨日ドキドキして眠れなかったのか?」

「そんなわけ、無いでしょ。原因はお父さんよ」

「あ〜、納得」

陸人さんらしいな。こりゃ。

―――俺たちは今、修学旅行で二泊三日の沖縄旅行に来ている。そして、那覇空港についたわけだ。だが、飛行機内に入ったとたんから、窓側の席であるにも関わらずナナが眠りに入った。よほど眠かったらしい。そして、その原因は陸人さんというわけか。

「う〜……留学とかならわかるけど、たかが旅行で泣きながら何か起きたらすぐ俺に連絡しろよって、繰り返すんだよ?」

「泣きながらって……」

きっと夏喜さんは呆れてたんだろうな。朝、夏喜さんがナナよろしくねって、言ったのは多分言外になにかあったら夫がうるさいからってのが含まれていたんだろうな……。

まあ、それぐらいどうってことない。こちらもキララとミユキの面倒を頼んでるからな。

ちなみに、選択肢として笹原先生の家もあったのだが、キララの猛烈な反対で白由利家に頼むことになった。どんだけ嫌なんだよ。

「確か最初はひめゆりの塔の見学で多少バス時間あるからそこでも寝てたら?着いたら起こしてやるから」

「うん……ありが……」

「お〜い!!がんばれー。寝るな〜!!」

途中で寝そうになるナナに肩を貸しながらとりあえずは集合場所に向かうのであった。








―――白由利家では。

「う〜、ナナ〜!!」

「うるさい!!いい加減にして」

情けない声をあげる陸人に夏喜がとうとう怒る。そういえば、中学の修学旅行のときもこうだったなと頭をよぎらせる。

「お前は心配じゃないのか!?」

「アンタね〜。ナナはもう高校生よ?」

「だからこそじゃないか!!ナナに変な虫でもついたら……」

「大丈夫よ。アキ君もいるんだし」

「アキ君も男であることには変わり―――」

「うるさい!!」


「えっ!?」

夏喜が額をおさえ首をふろりながら怒鳴ったところに怯えた声がはいった。

「えっ?あ、あぁ、ミユキちゃん。気にしないで。ミユキちゃんじゃなくて、こっちの方だから」

チラリと夏喜はブツブツ呟く陸人をみる。それを見ていくつか察した表情をみせるミユキ。

「さ、この人のことはほっといてご飯にしましょうか。キララちゃん、呼んできてくれる?」

「わかりましたわ」

ミユキは小さく答え、夢の世界にいるキララを起こしに部屋にへと戻った。

修学旅行へんです。

Nana「唐突だね」

そうでもないよ、伏線もあったし。

Nana「えっ?」

第26部分 キララ「終末と新たな旅立ち」アキ「模様替え終了!!」にて 一瞬沖縄という単語がでてきます。

Nana「あっ、ホントだ」

このためだけの伏線でした。あっ、それと今回は前半部分がアキサイド、後半がキララたちの部分となります。この章は特別です。あっ、それとβは今回限りです。次回からは通常通りとなります。それでは。

Nana・Tsubasa「親愛なる者たちへ、我らとまた会おう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ