キララ「夏の闇」アキ「夏の夜」
はい、最終話です。そして同時にちゅうなんのキャラクタ設定をツバサ小説紹介でUPしましたのでぜひ見てください。
Miyuki「前言うてたやつやね」
そうだね。簡単にまとめました。それでは。
Miyuki・Tsubasa「神秘への旅立ち、案内しよう」
何だかんだで楽しかった今日一日。最後に乗った観覧車から降りたときにはナナグループのメンバーが楽しそうに話していた。密閉空間は人をより仲良くさせる効果があるのかもしれない。因みに、その様子を満足げに、というかニヤニヤしながら見ていた例の二人がいたがツッコムと面倒なことになりそうなので意図的に無視した。
まあ、それはおいといて帰路へとついた俺たち。まず、先生コンビと別れ、次に倉崎姉妹とも別れ(夜だし送っていこうかと提案したが家が近くで人通りも少ないから大丈夫と断られた)小鳥遊家へと到着。ナナは帰ろうかとも一瞬迷っていたが、帰ったらお父さんににあれこれ質問されるのが目に見えそうだからと俺の家に来ることになった。自分の家よりくつろげるて……。ちなみに、どんな質問かというと、ナンパされなかっただとか、痴漢にあわなかったか、だとか……。娘思いであることは確かなんだろうが、電車に乗るたびに聞かれるので面倒なのだと。また、これは夏喜さんから聞いた話だが今までで一番酷かった質問は一年前ぐらいに尋ねた、『まだ、処女だよな?』らしい。なにがどうなってこの質問をしたのか分からないが、確かにこれは酷い。夏喜さんも普段はスルーしているが、流石に怒ったらしい。当たり前だな、うん。
「ん〜、じゃあ、私、早いけどもう寝るね〜、アキは?」
「俺も少ししたら寝るよ」
「そっか、じゃあお休み」
「お休み」
ナナの背を二階に見送る。ミユキとキララも帰るなりぱっぱと風呂に入っ眠りについていた。二人とも相当眠かったらしい。
俺は特にすることも無くなってテレビが流すドラマをみる。ずっと、追いかけていたわけでは無いのでどんな話かは知らないが、主人公の女の子が幼馴染みの男のことが好きで、そして女の子の友達もまた、男のことが好きで……。だけど、どっちが付き合おうとも友達通しにはかわりないということを約束しているシーンだった。
こういうドラマなら大抵は結局主人公の女の子が付き合うようになるんだよな〜。噛ませヒロインっつうんだろうけど、なんかかわいそうだ。日本の法律上、一夫多妻じゃないので仕方ないが。
ドラマがエンディングを流しだしたのを見て、俺はテレビを切り、お茶を飲み干した。
残りの夏休み有意義に過ごすとしますか。また、誰かと遊んでもいいし。
そう思いながらコップを軽く洗って眠りにつくことにする。
今日も暑苦しい気温だが、心地よい疲労がすぐに俺を眠りにへと誘うだろう。
はい、いかがでしたか?次回から新章……なんですが、次回は少し変わったことをします。
Aki「なにするんだ?」
詳しくは見てもらった方が早いんだけど簡単に言うと同じ内容のものを書き方変えて二つUPします。
Aki「三人称視点ってことか?」
それとはまた違う……まぁ、次週楽しみにしてください。
Aki・Tsubasa「親愛なる者たちへ、我らとまた会おう」




