キララ「確率論議」アキ「大丈夫かな、俺?」
いぇーい。どんどんいくぜー。
Aki「いきなりどうした?」
Nana「Aki、そっとしといてあげて。今テスト中なのよ」
Aki「ああ、なるほど。しかも推薦わくかかってるもんな。1学期は」
Nana「それであのテンションなのよ。簡単にいうと壊れた」
Aki「たしか、テスト終わっても英検なり部活なりで六月中旬まで地味に忙しいんだったな」
Nana「それって、結局期末前になってるんだよね。Tsubasaさん、帰ってこないと思うから始めよっか」
Aki・Nana「神秘への旅立ち、案内しよう」
二次元いきてー!!
Aki・Nana((あっ、これ本格的にダメなヤツだ……))
偶然というものはたまにしか起きないからそうなのかといえばそうでもない。偶然が多発するときもあれば偶然なんて全然起きないときだってある。だけどさ……。
「偶然にもほどがあるだろ」
俺は思わず呟き俺をいれて合計8人となったメンツをみる。
「全てはアキの女タラシが招いたことだよ」
「だれが女タラシだ」
一応反論するが……説得力がない。
「それにしても、偶然でしたねアキさん」
「ホントだよ、未來ちゃんと恵さんががいるなんて」
俺は少し笑いながら笹原先生と話す、否いじめられている恵さんをみやる。
ことは十分前、じゃんけんで負けた俺は人数分のかき氷を買おうと売店に向かったところ未來ちゃんと遭遇。偶然だね、なんて笑いあいながら人数分のかき氷をトレーに乗せてみんなが待つテーブルに移動したらなんと恵さんは俺たちの三個となりの席に座っていたのだ。そこに気づいて未來ちゃんが恵さんに声をかけそれに気づいた恵さんに挨拶をしたところ、急に晴れやかだった恵さんの顔がかげり驚きで固まる。恵さんが固定した視線の先には笹原先生がニヤニヤとした顔でいて恵さんをからかいにはいったのだった。何事かと呆然とする俺と未來ちゃんに(未來ちゃんにしたら偶然あった知り合いの男の連れの女性が突然に姉をいじめだしたのだから驚きはかなりのものだっただろう)笹原先生が実はキララたちが現在かよう中学に転勤する前に恵さんの学校にいて担任を持っていたというタネを明かしたわけだ。
「てか、こんな偶然続きで大丈夫かよ」
「アキさん、それってメタてきな意味でですか?」
「あまりにもご都合主義すぎるからな」
「アキ兄ちゃん、なんの話?」
「ミユキは気にしなくていい」
というか、未來ちゃんがソレいいますか。メインメンバーのナナならともかく。
「アキ、メインメンバーとかちょっとメタ話多すぎ」
「そうだな……自重す―――オイコラ、なぜわかった」
あまりにも自然すぎて流しかけたわ。
「THE・読心」
「いや、普通できないから。なぜできる」
「ココロお姉さんに教わった」「ココねぇスゲェ!?」
なにやってんのあの人。てか、教わってできるもん!?
「まだ、完全じゃないんだけどね〜」
「いや、十分スゴいですよ」
「未來ちゃんも頑張ったら身に付くと思うよ」
「普通身に付けませんよ」
そう言ってクスクス笑う未來ちゃん。最初、微妙な空気だった二人だが次第にうちとけあっていった。まあ、性格も似てるっぽいし馬があうのかもしれない。
「さ、笹原先生。久しぶりかの再開で嬉しいのは分かりましたからこれ以上はやめてあげて下さいよ」
「ア、ハハ」
俺は必死で笹原先生を宥めている心晴ちゃんをみて苦笑いをもらす。どうやら、恵さんのことを笹原先生はかなり気に入っているようでヒートアップしている。そのヒートアップした質問の一つにスリーサイズは?というものがあったが非常に気にはなったが意識的に恵さんたちの声をシャットダウンしてキララたちの会話に変えたりもしていた。
「う、あ、アキ君、未來助けて〜」
「…………えっと〜……―――キャッ」
「っつ、あぶねぇ」
恵さんの方を振り向いた未來さんがなにか段差みたいなものに躓いてこけそうになるのを間一髪で腕をつかみ支える。
「あ、ありがとうございます」
急に手をつかまれたからか顔を少し赤くさせて礼を述べる未來ちゃん。
「いや、別にいいんだけど―――もとはといえば笹原先生のせいなんですよ」
「いや、私は小鳥遊が女タラシになった原因じゃないだろ」
「ちげーよ。反省しろや」
全く悪びれたようすもなくそう言い切る笹原先生に頭をかかえる。てか、ナナ、ミユキ、心晴ちゃん、女タラシの部分で頷くなや。
一級フラグ建築士が!!刺されろ!!
「いきなり酷くね!?てか、現実逃避してたんじゃねぇのかよ」
ゆうて、そこまで追い込まれてなかったりする。Twitter見てくださってるかたならわかる。
「いや、逆に少しは危機感もて……」
知らん。
「オイコラ。それと忘れてたがメタすぎるだろ今回」
メタい話ってなんか笑っちゃいません?僕は笑います。だから、今回はいれてみた。
「……あっそ」
冷たいな〜。まあ、いいや。それでは皆さん、来週、テストが終わって一息ついているであろう僕をお楽しみに。
「するヤツ……いるか?」
「親愛なる者たちへ、我らとまた会おう」




