キララ「再び出向く永遠の園」アキ「永遠……ではないだろ」
五月病とかみなさん大丈夫ですか?
Miyuki「そういや、ウチメインの章時って何月設定やったん?」
五月中旬だね。だけどあれは五月病とは違う気がする。
Miyuki「そうなんや」
狙ったわけじゃなかったんだけどね~。それでは。
Miyuki・Tsubasa「神秘への旅立ち、案内しよう」
電車に揺られること数分。改札をくぐるとそこは雪国でした……ということはなく例の複合施設をめざす人で溢れかえっていた。
「ふむ、さすがに人が多いな」
「そうですね……キララ、ミユキ。大丈夫か?」
なんて会話をしつつどうにか屋上の遊園地にまでたどり着けた。笹原先生が無料チケットを係りに渡し引き換えに人数分のフリーチケットをもらいいざ中にへと歩を進めた。
「ほ〜、なかなか広いんだな」
笹原先生は辺りを見渡してそんな感想を呟いた。ミユキもまた同じようにあちこちを見渡している。
「笹原先生ははじめて来たんですか?」
「そうだな。ここ自体は何度か訪れたことはあったが、この遊園地にはいるのははじめてだ。お前たちはきたことあるのか?」
「一度だけ。ミユキが来る前なので俺、キララ、ナナの三人だけでしたけど」
そういや、あのときは観覧車が止まるというアクシデントにみまわれたんだったな。今回はそんなことなければいいが。
「心晴ちゃんは?来たことあるの?」
「わたしもはじめてだな〜。こんなところに来る機会も無かったし」
「へ〜、そうなんだ」
ちょっと意外だな、という感想を少し抱いてしまう。そのニュアンスに気づいたのか心晴ちゃんが「そんなに行ってそうかな?」と首をかしげた。
「あぁ、いや。ただ、ここはデートスポットとしても有名だからそういう人と来たことないのかなって」
「そ、そういう人って……いないよ……そんなのいないよ」
「えっ?そうなの?」
それこそ少し意外で驚いてしまう。心晴ちゃん普通に彼氏とかいてもおかしくなさそうなのに。
「小鳥遊、それは私に対する挑戦状か?私には木原と違って彼氏ができないっていう」
「そ、そういうわけじゃないっすよ。た、ただ、笹原先生は別な場所でするかなって、ははは」
空々しく乾いた笑いをあげる俺。ほんと、無意識のうちに笹原先生を無視していたな。だって……そういう浮わついた話とか無さそうだもん。
「まあ、冗談だが。さて、どうするか。キララはなにが乗りたいんだ?」
「何でもよ――いいです」
ナナの背中からちょっと顔を出して反応するキララはさながら猫とかそんな感じの印象をうける。
「あ、はは。そうだ。ミユキちゃんが選びなよ。楽しみにしてたみたいだし」
「そうだな、ミユキ。なに乗りたい?」
「わたくしは、アレが気になってるわ」
全員に話しかけるからなのか中二モードのミユキが指差した先にあるのは……。
「ほ〜、異端者にしてはいい考えだ」
「こういう感じのに乗るの久しぶりだな〜」
「どれ、どのくらいのものか味わってみようか」
「あ……ぁ、あれに……」
ナナ以外の楽しそうな声はその、ミユキが指差した先にある『超夢コースター』に向けたられていた。というか、ナナ以外絶叫系大好きか。
「ぁ、アキ……」
すがるような瞳でこちらを見つめるナナ。俺はサッと他のメンバーの瞳をみてからナナに近づき肩に手を置く。
「お疲れ」
「そんな〜」
ナナの泣き出しそうな声は『超夢コースター』を見ている面々には届かず、俺だけの耳に入るのだった。
Aki「そういやTsubasaは五月病とか大丈夫なのか?」
五月病になる暇がないです。もうすぐ中間だし六月の頭には部活のイベもあるし英検テストもあるし。
Aki「大変だな~。ちゅうなんメンバーには受験生いないもんな」
そういうや同級生だったのにいつの間にか先輩になってる……。
Aki「アニメキャラをいつの間にか抜かすということはあるが自分の書いたキャラを追い越すってのはなかなか珍しいな」
このまま老いていくのか。
Aki「はやいはやい」
ははっ、てか完全に老いるまでちゅうなんつづいてねぇだろうな。
Aki「何年やってんだって話だしな」
でもいつ最終回迎えんのかな……まだまだ分かりませんな。
Aki・Tsubasa「親愛なるものたちへ、我らとまた会おう」




