キララ「優美の世界への道」アキ「まだまだ夏休み」
五月!!皐月に新章突入!!
Nana「ゴールデンウィークにはどこかいくの?」
特に予定はありませんね……ただ、中間テストが近づいてきてるので……。
Nana「頑張れ、受験生」
今のうちに艦隊を擬人化させて娘にした奴を頑張らねば。
Nana「前言撤回!!というか、ダメでしょ。著作権的に」
Twitterでは普通に呟いてるんだけどな〜。
Nana「ココはココ。ソコはソコでしょ」
まあ、いいや。では、始めたしょう。Nana〜。
Nana「わかってます」
Nana・Tsubasa「神秘への旅立ち、案内しよう!!」
よく、アニメや漫画、ゲームでは夏休みになると都合よく誰かが別荘を持っていてそこにみんなで止まりに行くみたいなエピソードがあるが実際にそのような状況になることがあるのか疑問である。というよりは親戚とかお嬢様、お坊っちゃま学校に入ってるだとか、もとからある程度アドバンテージがなければ不可能だろう。
そんなわけで、ココねぇが帰ったあとの俺たちは特にどこかに出掛けるわけでもなく家でゴロゴロしたり宿題を片付けたりしていた。まあ、現実のほとんどの学生がとる行為であるわけだ。
そのまま残りの夏休みも消化すると思っていたのだが、やはりちょっとしたイレギュラーが起こるときがある。
「キララ、ミユキ。準備できたか?」
「あぁ、もう完了したぞ」
「終わったで」
「そうか。なら、行くぞ」
腕時計をチラリと確認すると約束の時間に近づいていた。だが、慌てることもないだろう。近づいているだけで充分まにあうのだから。
といっても、またしてもアレなのでやや早めに談笑(キララとミユキの喧嘩をそう言えるとしたらだか)しながら歩く。
歩くこと七分。すぐに待ち合わせ場所である駅につくとそこにはすでに約束していたメンツ、ナナに心晴ちゃん、それに笹原先生といったやや特殊なメンバーだ。
「お〜、やっと来たか。教師を待たせるとはいい度胸だな」
「さ、笹原先生!!アキくんたちちゃんと時間通りにきてるじゃないですか。そんな意地悪言っちゃダメですよ」
開口一番俺たちをからかうように笑う笹原先生を心晴ちゃんがいさめる。
「ははっ、冗談だ」
「まあ、笹原先生らしいですけど……開口一番それいうのってどうですか?」
俺は軽く呆れながら呟く。なんというか、どこまでも我を通す人だよな。
ちなみに、我を通す人物2であるキララは笹原先生の姿が見えたとたんに俺の後ろにうつったあと、笹原先生と俺が会話しだしたとたんにナナの後ろにうつった。どんだけ恐れてんだお前。
「まあ、まずはこれくらいにしてやろう。今日一日たっぷり小鳥遊をいじれるんだからな」
「俺はおもちゃか」
敬語を忘れツッコミをいれる。やれやれ、これから遊園地―――幻想世界にいくというのに疲れそうだ。
そもそもの発端は数日前の笹原先生の電話からはじまった。
近所の商店街で行われていた福引きで笹原先生がみごと三等、幻想世界、六人分フリーパスをあてて俺たちを誘ってくれたのだ。まあ、そのときお礼を言ったら「な〜に、面白いものがたくさんみれそうだからな」と低い声でわらっていたのは不気味ではあったが。
「じゃあ、全員そろいましたし、いきましょうか」
「そうだね」
ナナの言葉に心晴ちゃんが同意をして俺たちは駅構内へと歩みを進めた。
とりあえず
変えてみたよ
挨拶を
Nana「なぜ俳句調?」
なんとなくです。気づいた方もいらっしゃるかも知れませんが、大体三章終了ごとに挨拶は変えたいと思います。
Nana「それで今回は神秘ですか」
間違ってはないと思う。
Nana「確かに」
それでは、今回はここで。
Nana・Tsubasa「親愛なるものたちへ、我らとまた会おう」




