キララ「暑き日々の始まり」アキ「夏休み開始はいいんだが」
はい、夏休みの始まりです。
Nana「おそっ!?あと一ヶ月ちょっとで一周年になりそうなのにまだ夏休みなの!?」
まぁ、周一更新だからね。仕方ないよ。
Nana「まぁ、それもそうか……」
そうだよ。それじゃ、行きましょう。
Nana・Tsubasa「至高なる楽しさを味わいたまえ」
*追記。
章を分けるのを忘れて公開していました。ここからは『真夏の帰還者~夏休み編~
』になります。ご迷惑をおかけしてごめ~んね!!
Aki「誠意が感じられねぇ!?」
がやがやとにぎわう帰り道。昼間ということもあってか蝉の声も今では声を潜めている。だが、それはただうるささを失わせただけであたりまえだが暑さまでもを失わせてくれるわけではなく自転車を少しこぐだけで汗が落ちる。せめてもの救いが今日から夏休みでくそ暑い中、高校まで行かなくていいということぐらいか。
「あれ……?鍵が開いてる?」
鍵を開けようと思いドアノブをつかんだ瞬間にノブが回る。そういえば中学の方でも今日が終業式だからキララかミユキかが先に帰ってきたのかもしれない。
「ただいま~」
俺は中にいるであろうどちらか、ないし二人に声をかける。というか、どちらにしろ鍵を閉めないとは……かるく言っておかなければな。
「今日は、はやかった―――」
「なんだ~、アキくんか~。おかえり~」
「な、な、な……」
「な~……?」
「なんでいるんだよ!!」
俺は目の前でビールの缶を散らかしているその、赤髪の女性を指さしながら叫ぶ。ほんと、なんでいる!?
「なんでいるって~……ここはあたしの家でもあるんだから当たり前じゃな~い」
「いや、そうだけどよ……帰ってくるなら帰ってくるで連絡の一つでもよこしたらいいだろうが」
「も~、せっかく帰ってきたあげたのに~。お姉ちゃん、おかえり、ぐらいかわいらしくいってよ~」
「かわいらしくって……ってそうだ!!なんで、俺の女装写真が残ってんだよ!?」
「ああ、それ~。気に入ってくれた~?」
「んな、わけあるか!!それに、その、なんで変なグッズもおいてあんだよ!?持っていくなり処分するなりしてくれよ!!」
「アキくんが使うと思ったから残しといたんど~」
「つ・か・う・か!!アンタのせいでナナに余計な疑いかけられたんだからな!!」
「ナナちゃんに~?そうだ!!ナナちゃんとはやったの~?」
「はっ?」
「だから~。お姉ちゃんが残しておいた~コンド―――」
「言うな!!それ以上!!てか、アンタな……」
俺がさらに問い詰めようとしたその時にピンポーンとチャイムの音が。
「アキ~?入るね~」
「ヤバッ!!」
そういえばナナが着替えを終えたらすぐに来るっていってたっけ?
「ナナ!!今日は悪いけど―――」
「おじゃまし―――」
「ナナちゃ~ん!!久しぶり~」
ガバッ、とナナに抱き着いた。その勢いに圧倒され尻もちをナナがつく。やっぱりか。
「きゃっ!?えっ!?な、なんで!?アキ!?」
「さぁ?詳しくは俺もまだ聞いてないけど、なんか帰ってきたんだとよ」
「そ、そうなんだ……って!!どこ触ってるんですか!?」
「ん~。まだ、成長段階かな~」
「なに、いって、きゃっ!?ちょ、やめてください!!ココロお姉さん!!」
ナナの叫び声が部屋の中に響いた。というか、暑い中よくこんなにくっつけるもんだ……。
はい、新キャラココロ登場です。彼女の正体は次回詳しくわかります。
Kokoro「そうなの~?」
そうだよ~って!!なんでいる!?
Kokoro「楽しそうだったから~」
おい!!だ~、Aki!!
Aki「あっ、俺無理だから」
ちょっ!?まぁ、いい!!じゃぁ、とっととしめる。
Kokoro「後五万字ぐらい~」
長いわ!?後書きは二万字までだ!!てか、それでもなげぇ!!ってもういいんだって!!
Tsubasa「そなたとの契り、またここで会おう」
Kokoro「会おう~」




