キララ「電子的文通方」アキ「メールのやりとり」
寒いっすね。
Aki「そうだな、お前は部屋でゴロゴロしてるけど」
いいじゃん、別に。
Aki「太るぞ?」
……Nana〜。AkiがNanaの胸は小学生並みだって〜。
Aki「おまっ!?」
Nana「Akiー!!どういうことー!?!?」
Aki「ちょっ、チガッ―――」
Nana「Akiの馬鹿〜!!!!」
Aki「うわ〜!!Tsubasa覚えてろ〜!!」
おぉ〜、やってるなぁ。あっ、それでは。
Tsubasa「至高なる楽しさを味わいたまえ」
「では、いってまいるぞ」
「いくから〜」
「ああ、行ってらっしゃい」
俺は家から出ていく二人に手をふり見送った。お昼もナナ宅にて食べるらしいので恐らく帰ってくるのは夕方ごろだろう。
「ん?」
ポケットに入れていた携帯が震えた。ディスプレイにはナナと表記されていてメールの着信を知らせていた。
『おは〜。今日はキララちゃんとミユキちゃん借りるね〜。
それと、アキって心晴ちゃんと笹原先生の電話番号かメアドしってる?もし、知ってたら教えて〜』
「メアドね」
俺はそれを受け直ぐに返信内容を作っていく。心晴ちゃんは以前の家庭訪問時に教えてもらっているし、笹原先生はキララについてなにかあったら連絡してもらえるように二つとも交換した。てか、心晴ちゃんの携帯を奪い俺に自分のメアドと電話番を送りつけてくるという無茶をして半ば強制的に交換されたのだが。
閑話休題。俺は簡単にメールを作成し終える。
『二人よろしくな。んで、二人とも両方知ってる。
心晴ちゃん
090ー××××ー××××
hartharu.loveta@dochimo.ne.jp
笹原先生
090ー××××ー××××
chicherry.tーcher@dochimo.ne.jp』
確認をし終え、メールを飛ばした。それよりも、ある意味タイミングがよかった。
実は心晴ちゃんから昨日メアド変更のメールが届いていた。最初は特筆することの無い変更を知らせるメールだったのだが、そこから数十分後に『こねメアド考えたの笹原先生なんだよ!!わたしじゃないからね』というメールを受信した。
よっぽど焦っていたのかこの、がこねになっていたがなんだったのだろうか?メアドに何か恥ずかしいことでも書いてあったのかも知れないが調べるのも野暮だと思い調べてない。まあ、パットみで前半のhartharuがhartとハル、で心晴を表しているのは分かったので後半部分に何かあったのだろうとまでは予想しているが。因みにその後笹原先生からもメールがあり(国語の小テストを今日行って週明けに返却するという内容だった)、ついでにその事について心晴ちゃんを困らせないように注意を促したのだが、聞く耳を持たなかったようで『からかうという私の楽しみを取らないでくれよ。
まあ、『loveta』の意味にづけないお前もお前だがな、TakanashiAki』と、いうメールをもらい諦めた。
どうやら、笹原先生にとって心晴ちゃんはいじりがいのある後輩らしい。
そんな事を考え俺は携帯をしまった。
なんか、珍しい感じの話でした。ほぼメールというね。
てか、この章はAkiがたくさん出ます。そして、ちょっと短めになるかな〜って思ってます。
えっ?AkiとNana?あぁ、なんかおいかけっこしてますよ。仲良いですね〜。では、誤解がとけて僕が襲われる前に逃げたいと思います。
Tsubasa「そなたとの契り、またここで会おう!!」




