キララ「邪気想思」アキ「キララの行動」
メリークリスマス!!
Miyuki「まだ、はやいやん」
仕方ないじゃん……それは……あっ、でもあれだよ、きちんとクリスマス用の小説を僕の作品にあげといたよ!!
Miyuki「宣伝じゃん!!」
いいじゃん、別にい~。ちゅうなんメンバーも出るし。作品はツバサ小説紹介っていうのでやってます。まぁ、実際はクリスマス用、というよりは二周年記念用の作品なんですけどね。UPは24日と25日の二日です。っと、宣伝はここまで。
Miyuki・Tsubasa「至高なる楽しさを味わいたまえ」
あれから丸々一日が過ぎた。結局俺はどうすればいいのか答えを見つけられなかった。秀さんに連絡すべきかどうかもだ。心配をかけさせるのも悪いし……でも、答えが出ないのなら秀さんに適切なアドバイスをもらった方がいいだろう。なにより秀さんは父親だ。俺よりミユキのことを知っている……本当にどうしようもなくなってから相談しよう。
ところでキララとミユキだが……あの後妙な雰囲気が二人を包んでいる。ピリピリしているというか……元々仲はあまりよくは無かったがそれでも、どちらかと言うとじゃれあっているという感じがした。しかし、今感じられるのは互いに動向を確かめるような、そんな感じだ。
「ふぅ……」
俺はソファーに座り息を吐き捨てる。お風呂からあがっばかりだからかその息は妙に湿っていて重く感じる。ため息をつくと幸せが逃げるというがその逃げた幸せの重さを表しているようで不快に感じる。
「我が分身よ」
「ん?おぉ、キララ?どうかしたか?」
「異端者の事だが……」
異端者、ミユキのことだな。なんか、ミユキの呼び名は異端者で確定したみたいだ。ナナは普通にナナ姉なのに。
「ミユキがどうかしたか?」
「その、明日一日―――いや、学を処する場までは我に任せてくれ。それでできなかった場合我が分身に任せる」
「お、おぉ」
「それだけじゃ、夢をみにいくがよい」
「お、おやすみ」
キララは捲し立てると二階にかけ上っていった。なにを考えているのだろうか?しかし、あぁ言っているのだし任せておけばいいだろう。
俺は喉を水で潤してから眠りにつくことにした。
ポンッ、ポンッとだし巻き玉子を弁当箱に盛り付ける。ミユキが増えてから三人分作る事になったのだがあまり仕事量としては変わらない気がする。料理が元々好きということもあるのだが。
といっても、ここ最近は冷凍食品に最低一品は頼っていたのだが今日は一から十まで全て手作りだ。
キララがなにをするかはわからないが、少しでも励ましになるように。
「はい、二人とも」
俺はキララとミユキに弁当箱の入った袋を渡す。
「ご苦労だぞ」
「ん」
それを受けとり鞄にいれ玄関に向かっていった。
「いってらっしゃい」
俺は声をかけてから自分の弁当箱を鞄につめた。
さぁ、俺のやるべき事はやった。後はまかせるぞキララ。
心中の願いを届かせるように一度キララ達の方を見てから自転車の鍵を取りに行った。
次回は十話ぶりに視点変更です。だれ、視点か?それは、見てのお楽しみというあたりですね。
Nana「ねぇ、この章入ってから思ってたんだけど……私、影薄くない?」
大丈夫だよ。次回はガッツリ出てる。
Nana「ほんと!?」
かもしれないかもしれないかもしれない。
Nana「えっ!?」
次回までお楽しみ~。
Nana「はぁ……もういいや」
Nana・Tsubasa「そなたとの契り、またここで会おう」




