キララ「変化の為の準備」アキ「模様替え準備」
新章一発目で〜す。
Nana「なんか、Tsubasaさん声に覇気がないし、眠そうね」
文化祭で疲れました。因みに今日は文化祭二日目です。こんなことなら金曜日にやってたらよかったよ、ちくしょう。てか、今週忙しくて金曜日も無理だったよ。
Nana「お疲れ、でも月曜と火曜は休みなんでしょ?」
まあね。それでは。
Nana・Tsubasa「楽しき時間を過ごしたまえ」
「よ〜し。今から我が家を改装するぞ」
「我も手伝ってやろう」
「ウン。ウチも頑張る」
僕の言葉にキララとミユキが元気よく答える。ミユキが来てから一週間が達ちょっとしたリフォームをすることにしたのだ。
「というか、なんで私まで?」
「まあ、手伝ってくれよ。というか、お前が泊まる時の寝る場所を作るためであるから」
「うぐっ……分かったよ」
諦めたように答えるナナ。ナナは昨日の夜に朝から家に来るように呼び出していた。貴重な戦力の一人だ。
さて、何故ミニリフォームを行うかと言うとミユキが我が家に住むことになったからだ。
現在ミユキは母さんと父さんの部屋、つまりはナナが泊まりに来たときに使っている部屋で寝ている。しかし、それだとナナが泊まりに来たときに部屋がたらなくなってしまうしなにより母さん達の部屋は少しごちゃごちゃしていて勉強するのに言いとは言えない。なのでミユキの勉強部屋確保の為でもある。
「じゃあ、まずは部屋の片付けからだ」
俺はそう言って現在は物置として使っている部屋の前に立った。扉を開けると埃が舞う。咳をしながらカーテンを開けると日差しがさしこみ埃がキラキラと光った。
「ケホッ、まずは小さい荷物から運んでくぞ。とりあえずはリビングに持っていってんで捨てるものとか見るから」
俺の指示を聞いて3人ともそれぞれの返事(キララは中二病にミユキは関西訛りにナナは少しめんどくさげに)をして作業に取りかかる。
「よいしょっと」
小さく声をあげてダンボールを持ち上げる。何が入っているのか知らないが大きさの割に重い。それを一旦リビングまで持っていき直ぐに部屋に戻る。幸いな事にこの部屋は母さん達の部屋と同じく一階にあるので階段を登り降りしなくてすむ。
「これはなんじゃ?」
部屋に戻るとキララが小物の入ったものから何かを取りだしナナに見せていた。
「ん〜、な〜に。キララちゃ……ん……」
振り返ったナナはソレをみて顔を朱色に染めていった。
「ちょっ、あ、アキ!!なによコレ!?」
「俺に言われても知らねぇよ!!ま、まあ。なんだ。キララ、気にするな。ソレを置け」
俺も苦笑いでキララをさとす。だって、キララの持ってるソレは「バイブと言う名称の物かしら」そう、大人の玩具のバイブ……って。
「ミユキ!?」
「ん?」
驚いて声をかけるとキョトンとした顔をするミユキ。ナナはミユキの言葉にさらな顔を赤くさせてキララは「バイブ?人間の産みだした携帯についとるものか?」等と言って首をかしげている。いや、うん。確かに携帯にバイブレーションついてるけど……キララは無垢だな。
閑話休題。今はミユキだ。
「なぜその名称を知っている」
「ふぇ?」
「……いや、うん。別に名称事態は知ってても可笑しくないか。今はネット社会だしな。でもな、ミユキ。女子中学生がなんの恥ずかしげもなく言うのはどうかと思うよ」
「なんで?」
「なんでって……」
あっ、もしかして名前だけ知ってて用途は知らんないのか?
「なんの道具か知ってるのか?」
「女性性器の中にいれたりしてそこで―――」
「ストップ!!俺が悪かった」
まさかの用途を知っていた事に驚く。てか、なんでなんの恥ずかしげもなく言うんだよ。そしてやめろ。前年齢対象作品なんだ。いや、なんの話か知らんけど言わなきゃいけない気がした。
「とにかく、キララにそう言う事教えなくていいからな」
俺は小さくキララに聞こえないようミユキに頼んだ。
はあ、ミユキのまさかの性格に不安が増すのであった。
てか、この部屋これ以上変な玩具なり本なりでてこねぇよな!?
Nana「ま、まさかの下ネタ?」
たまには使ってみようと思いまして。まあ、これぐらいならいいかなって。あっ、なんの事かわからなかった方、貴方は無垢なままでいてください。
Nana「あ、はは。もしいたら、だけど、気にしないでね」
それでは、また来週お会いしましょう。
Nana・Tsubasa「また、みなに会えるその時まで」




