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中二病ってなんですか!?  作者: 椿ツバサ
暗闇からくる刺客~三日間の同居人~
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キララ「新たな境地を開拓したもの」アキ「新たな性癖……なわけねぇからな!!」

ネタが思い浮かばない……

Nana「急にどうしたの?」

いや〜、いつもちゅうなんのストックが1話はあるようにしてるんだけど来週の分の考えんのに時間かかっちゃって。

Nana「へ〜、そういやいつもどんな風に考えてんの?」

月曜日〜火曜日までの間に大体の筋を考えて水曜日〜木曜日にかけて本格的に執筆して金曜日に次回の話のつなぎを考えつつ修正をいれていき完成。土日はちゅうなんの全体像を考えて全体的な話の筋道がぶれないように考えているんだ。

Nana「ふ〜ん。で、次回の話が浮かばなくてプロットに水曜日までかけたと」

その通りです。でも、今回の話は個人的に面白いと思ってます。では。

Nana・Tsubasa「楽しき時間を過ごしたまえ」

日差しが瞼を閉じていても感じる。

「ふぁ〜、ふぅ。朝か」

今何時だろ?携帯はっと―――ごふっ!?

「って〜」

なんで落ちた!?いつもここに携帯―――ソファーで寝てるんだった。妙にやるせない気持ちが胸をくすぶる。

と、それよか携帯はどこ―――なんだ?この匂い?お味噌?

匂いに誘われるがままキッチンを見ると「み、ミユキ!?」「ふぇ?」なんとミユキがいた。ミユキも俺の声に反応してこっち見たし。てか、そのエプロン……家のじゃないから、ミユキが家から持ってきたのか?まあ、花柄のエプロンなんて持ってないからそうなんだろうな。

「ふんっ、やっと起きましたか?なに、不様に転がってるんですか?」

「あっ、あぁ」

そこで俺がソファーから転がったままだったことを思いだしソファーに座る。

「というか、ミユキ。なにやってんだ?」

「貴方の目はなんのためについてるのですか?見たらわかりますわよね?」

いや、そりゃね。料理してますね。

「そうじゃなくて、なんで料理してるのかってのが聞きたいんだが?」

「……父に言われてな。しばらくお世話になるのだから料理ぐらいしろと」

「ふ〜ん、なるほどね。ありがと」

「べ、別に礼を言われるような事ではなかろう。いつもわたくしが料理しておりますし」

ん?なに慌ててんだ?でも、そっか。ミユキが料理を。お母さんが事故で死んじゃってるからな。中二病なことのぞけば優しい女の子じゃん。「でも、いい匂いだな。どれっ」

「ちょっ、きゅ、急に……」

うん?なんだ。最後らへん声消えかかってるけど。まあ、いいや。俺はミユキの肩をつかんで後ろから味噌汁を覗きこむ。中にはワカメ、豆腐、ネギが入っていた。普通に美味しそうだ。

「へ〜、料理上手いんだな」

「別に……」

「んじゃ、俺着替えってくっから」

顔とかも洗いたいし。俺はキッチンから離れようとしたとき。

「ま、待て」

「ん?なんだ?」

「そ、その……昨日はすまなかった」

「昨日?ああ、あれは俺も悪いよ。リキュール入れすぎた」

あははと、苦笑いをこぼす。

「その、少し記憶があるんだが……貴方がベッドに連れていってくれたのか?」

「ん、まあな」

「それで、貴方がソファーで寝ることに」

「いや、そういうわけじゃないけど」

別にミユキ悪くねぇし。

「その、あ、ありがとう。あ、アキさん」

ちょっ、なにこれ可愛い。ミユキは少し顔を赤らめる。

「ふっ、気にするな。それにアキさんだなんて、そんな他人行儀じゃなくていいぞ」

「えっ?」

「ミユキ酔ってた時、俺の事アキ君って読んでたから普段というか、自分なかではそう呼んでんだろ?」

「うっ……」

ますます、顔が赤くさせてうつむく。

「ははっ、最低でも俺はミユキが家に泊まっている間は家族だと思ってる。好きに呼んでいいぞ」

「……好きに……好き……好き」

「う、ん?」

「ならっ!!」

「おわっ」

急に顔をあげて大きな声をあげるミユキに驚く。

「あ、アキ兄ちゃんと呼んでも」

「はっ?」

「だ、だから。ウチ、アキ兄ちゃんと呼んでも構わへんのよねっ!?」

「お、おう」

な、なぜに関西弁?えっ?関西出身なの?いや、ツッコムとこちげぇよ。なぜに兄ちゃん?

「アキ兄ちゃん……ええのよね!?」

「あ、ああ。別にいいが」

好きに呼んでいいと言った手前拒否できないし。てか、キャラ変わりすぎ。

「やった。じゃあ、アキ兄ちゃんで」

ははっ。無邪気に喜んでる姿見たらどうでもよくなりました。俺はそっとミユキの頭を撫でる。

「にひひ〜」

このミユキの笑顔で癒されるな〜。

―――ガタッ。

「アキ……親戚の子に手をだして……?」

「はっ?ナナ!?」

いつの間にナナさん起きたんですか!?

「ちょっ、ちが―――」

「あー!!沸騰しとる」

「えっ?うわっ!!早く消して!!」

ミユキの叫び声に視線を戻すと味噌汁がこぼれそうになっていたので慌てて火を消す。

「アキ兄ちゃん。ありがとう」

「『アキ兄ちゃん』って……そんな風に呼ばせるなんて、もしかして妹萌え」

「ちがっ!!」

「はっ、キララちゃんも、もうアキの手に」

「ナナさん。妄想繰り広げないでー!!!!」

なんか、朝からカオスな展開になってしまいました。










「……なるほどね」

「いや、理解してくれるならその冷たい眼差し止めてくれない」

一通り事情を説明し決して、万が一にも、天変地異が起ころうとも俺がミユキにアキ兄ちゃんと呼ばせたという事実が無いという事を話した。

「ず、図々しい。我が分身よ。なぜ許可した。我が分身の妹は我ひとりだろうが。我は認めんぞ」

「とりあえず、俺は分身なのか兄なのかはっきりさせろよ」

プクッと膨れっ面をしているキララに声をかける。

「別に貴方に許可をもらう必要などないはずよ。ね、アキ兄ちゃん」

あっ、俺と話す時以外は中二言葉で俺と話してる時は関西弁なのね。

「う、うう。お兄ちゃんはアタシのものだ。人のものに手をだすな!!」

「あら、なに妄言を仰ってるのですか。アキちゃんはわたくしのものです」

ピトッと腕を絡めてくるミユキ。

「いやっ、俺は誰のものでもないから。あと、くっつくなご飯食べにくい」

なぜ味噌汁を浮かせた状態でくっつく。動けねえ。ちなみに、朝食はは味噌汁、ウィンナー、玉子焼き、白米だ。もちろんミユキが全部作っている。といってもご飯は俺が昨晩タイマーをかけていたのだが。あっ、そうだ。昨晩といえば。未だに疑いの冷たい視線をおくるナナに話しかける。なんで?信用そんなに無いの?

「そういや昨日夜の11時頃、陸人さん達から電話あったぞ」

「えっ?お父さん達から?なんで?」

気づいてないのかよ。まあ、軽く酔ってたし仕方ないか。

「昨日連絡したのか?」

「へっ?連……ら、く」

サーと顔を青ざめさせるナナ。気づいたか。

「ヤバッ」

「適当に怒られないようにこっちから謝っといたから安心しろ。まっ、帰ったら謝っとくんだな」

「あらがとうございます、アキさん」

「小言の一つ二つぐらいはあるかもしれないがな」

「はい、わかっております。怒られないだけましです」

まあ、確かに陸人さんは娘が可愛すぎるがあまりに時おり怖いからな。だが、陸人さんは完全に夏喜さんの尻に敷かれてるけども。

「というわけで俺が呼ばせてるとかそんな性癖が俺には無いのもわかってくれたかな?」

「あっ、それとこれとは話が別」

「なんでだよ!!てか、ミユキもいい加減手を離せ」

「えっ?アカン?アキ兄ちゃん?」

「あっ、う、う」

いや、そんな上目使いで聞かないで。

「やっぱり……アキって……」

「チゲーからな!?」

「う、うぅ。お兄ちゃんのバカー」

「キララー!?」

こうして、俺達の食事は途中でキララがどこかに走り去ったりしたのだった。なんでたよ!?

ミユキ可愛いですよ〜。

Nana「妙にミユキちゃんおしだよね。前回の後書きで言ってた設定を変えるってこの事?」

さぁ〜?

Nana「えっ?なんで誤魔化すの?」

さぁ〜。

Nana「えっ?」

さぁ〜。気にしちゃダメだよ。いつか分かるときが来るかもしれないからね。

Nana「う、うん。じゃあ」

Nana・Tsubasa「また、みなに会えるその時まで」

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