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中二病ってなんですか!?  作者: 椿ツバサ
暗闇からくる刺客~三日間の同居人~
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キララ「す〜、す〜」アキ「ナナは愛されていますね(キララ達が起きないよう小声で)」

最近思うんだけどさ。

Aki「なにを?」

サブタイトルのキララの台詞とかアキの台詞、ただの会話にしかなってないような気がする。

Aki「しかも今回はキララが寝てるから会話すらしてないしな」

なぜ、こうなった?

Aki「たぶんお前がバカだから」

なるほど。

Aki「納得したし!?」

Tsubasa「否定できないから。あっ、楽しき時間を過ごしたまえ」

Aki「さらっと一人でいうな!!」

洗い物や片付け等をしていたら思いの外時間が過ぎて11時近くになっていた。

「ふぁ……ねみ」

あくびを噛み殺す。てかこれで酒強くなかったら死んでたな。まさか父さんに時おり飲まされていたことがいい結果を生むとはな。つっても炭酸が苦手だからあんま炭酸の強いやつはのめねぇけど。とにかく、寝るか。

俺はリビングの電気を消しソファーに横になり毛布を被って眠りに―――

プルルルル、プルルルル

……だー!!もう!!んだよこんな時間に!!セールスとかイタ電だったらマジ切れそうだな……

渋々電話をつけて電話をとる。

「はい、小鳥遊で―――」

「アキ君!!ナナはそっちにいないか〜!!」

っ!!思わず耳から受話器を遠ざける。この声は……

陸人(りくと)さん?なんすかこんな時間に?」

ナナの父さん、陸人さんだよな……

「だから、ナナがそっちにいないか〜?」

なんちゅう情けない声出してんだよ。たしか、うちの父さんと同い年だよな?ということは43だろ?

「ナナすか?家に来てますけど」

あれ?なんかこの展開知ってるような。

「よかったぁ〜。ナナ〜」

最後は消え入りそうな声で……というよりは受話器から離れたのか声が小さくなっている。なにが起きてんだよ。

「もしもし。アキ君?ゴメンね、こんな時間に」

「あつ、夏喜(なつき)さん別にいいんですけどどうしたんすか?」

次はナナのお母さん登場か……でも夏喜さんは落ち着いてるな。

「え〜と、実は今日ナナからの連絡がなかったから誘拐だー!!とか夫が騒いでたわけ」

「あ〜そういう。大丈夫です。もう寝てると思います」

「だよね〜。全くうちのときたら」

はぁ、小さくため息がつかれるのがわかる。

「前んときはまず警察に電話をかけるという馬鹿げたことをしたから今回はまだマシになっているとはいえ……」

「あ、はは。そうっすね」

苦笑いでしか返せない。うん、これ前回ナナが連絡を忘れて家に泊まったときと同じ展開だな。

「全く……夫も夫だけどナナもナナよね。こんなバカ親がいるのに連絡よこさないなんて」

「あっ、そなことなんですけどナナのこと今回は怒んないであげてください」

親バカではなくバカ親といったことはスルーして切り替えず。

「えっ?どうして?」


「あぁ、えっと……ミユキのこと聞いてますか?」

一瞬悩んでミユキの名を出す。

「ミユキってたしかアキ君の親戚の子だったよね?そのミユキちゃんがどうかしたの?」

「えぇ、実はミユキとキララの世話をナナにも手伝ってもらって。それで疲れちゃったみたいで早々に寝ちゃったんですよ。今回は俺もナナに頼っちゃった所があるんで俺にも非がありますし……俺にめんじて許してあげてください」

半分ほんとで半分嘘をつく。リキュールがどうこうというのは黙っておこう。まっ、なんだかんだいつもナナには頼ってるしこれでおあいこだろ。

「……うん、アキ君がそこまで言うのならいいわ」

「ありがとうございます、夏喜さん」

「お義母(かあ)さんと呼んでくれて結構よ」

「陸人さんに殺されたくないので遠慮しときます」

俺のいつも通りの返事にアッハッハと夏喜さんが笑う。冗談ぬきでナナを嫁にもらおうと考えてるやつは陸人さんに殺されかれないな。

「それじゃ、おやすみ。夜にゴメンね」

「いえ、お休みなさい」

カチャンと電話を切る。なんとなく、眠気も少しなくなったので台所にいきお茶を飲む。なんだかんだで……ナナは愛されてるんだな実感した。まぁ、一人娘だし父親が溺愛するのもなんとなくわかるな。俺もキララに彼氏とか出来たら微妙にやるせないというか複雑な気持ちになるな……ってこれじゃぁ、シスコンだな。思わず自嘲的な笑みを浮かべ無理矢理眠る体勢に入るのだった。

……実は悩みがあります。

Aki「後書きでなにいってるの!?」

ミユキの設定を変えようかどうか。いや、変えよう。ミユキ気に入った。ミユキ好きだ。

Aki「答え見つけてるしただの変態になってるよね!?てか、今回ミユキよりナナの話だったよね!?」

なに一人で叫んでんの?

Aki「お前のせいだ!!」

あっそ。じゃっ、言うよ。せーの。

Aki・Tsubasa「また、みなに会えるその時まで」

Aki「って、流れで言っちゃったけど流された!?ミユキどうなるの!?」

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