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中二病ってなんですか!?  作者: 椿ツバサ
暗闇からくる刺客~三日間の同居人~
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キララ「ふひぃ〜、にゃ〜もっと〜。うひひ」アキ「解読不能です」

Twitter 始めました。→『@DarkRivi』諸事情で携帯からツイートできませんができるだけツイートしたいと思いますのでフォローしてください。

Nana「ユーザIDの@DarkRiviって?」

『クリアラアイフ』という僕の別作品で出てくる敵キャラの名前リヴィアサンからとできるだけ中二病っぽいものにしようと思ってこのIDに。

Nana「ふ~ん。じゃっ」

Nana「楽しきじか――――――」

Tsubasa「楽しきフォローをしてくれ!!」

Nana「ちょっとー!!」

Tsubasa「楽しき時間を過ごしたまえ」

Nana「あっ!!なにこれー!!」



※諸事情により現在はこちらのアカウントを使っております。ご了承ください『@DarkLivi』

パルスイートという、まあ簡単にいえば人工甘味料大さじ2杯とお湯カップ2分の1杯をあわせ冷やす。レモン汁大さじ3杯にレモンの皮をすりおろしたものを少々、水をカップ2分の1杯にリキュール、つまりは合成酒を大さじ2分の1杯を先程冷やしたもののなかにいれ冷凍庫で半分凍らせる。

別のボールに卵白1個とパルスイート大さじ1杯をいれよく混ぜ合わせメレンゲを作り、先程凍らせたものを木ベラ等で崩しながらメレンゲが均等に混ざるようにしてから再び冷凍庫にいれ固めればレモンシャーベットの完成だ。盛り付けのさいにミントをいれてみるのもいいだろう。因みに材料は2人前である。

俺はこの方法で作るレモンシャーベットが好きで時折作っている。キララも好きなデザートの1つである。あとナナも。

シャーベットの歴史は古くは9世紀までさかのぼる。シチリアを征服したアラブ人が持ち込んだ氷菓『グラニタ』が原型と考えれている。だが、東アジアにも古くから氷菓を楽しむ習慣があり東方見聞録にもシャーベットに似た食べ物の記載がされているらしい。

思いの外昔からシャーベットは存在するのだ。実際美味しいしね……で、なんだが……

リキュールの配分を間違えたか?おかしいな……なんでだろうか?

「アキ〜?どうするつもり〜?」

「……ナナ。お前は酒に弱くなくてよかったよ。顔は赤いけど」

「私だって強くはないのよ。お母さんもお父さんもそんなに強くないし」

そういやそうだったな。あんまりナナの両親が呑んでる姿見たことないし……

「アハハッ。おひぃちゃんのかほがぐにゃぐにゃだ〜」

「き、キララ〜?大丈夫か〜」

「にゃにが〜?」

何が可笑しいのか知らないが一人楽しげに笑うキララ。

「あたひなんて……うぅ。みんにゃバカ〜」

「ミユキ〜?泣くな〜」

グスッと鼻をすする音が聞こえる。うん、こりゃ酔ってるな。

「どうしてこうなった!!」

「アキがお酒いれすぎるからよ」

「いつも通りのはずだったのに……そういやリキュールいれたのナナだよな。きちんと大さじ二分の一杯いれた?」

「うん……えっ!?お、大さじ2分の1杯?」

「あぁ。そうだけど」

急に口元に手をあてる……もしかして。

「か、カップ2分の1杯いれちゃった」

「なんだと!!」

これじゃん。原因これじゃん。

「あはは。いや〜失敗、失敗」

「笑って誤魔化すな」

「う、うぅ。ゴメン」

たくっ……にしても。

「笑い上戸に泣き上戸て……なぜここまで正反対になる」

楽しげなキララと陰鬱そうなミユキを見比べる。

「お・ひ・ぃ・ちゃん。ふひぃ〜」

「うぅ……お父さんもびゃか〜。なんでどっかいくのよ〜」

キララはともかくミユキについてはもう少しこのままいさせたら色々情報をもらえそうで面白いだろうけど……どうしようか?

「とりあえずだが二人とも寝かせよう。ナナ手伝ってくれ」

「うん。わかった〜」

そういやナナもなんか返事が軽いな。ほろ酔いか?いや、ほろ酔いほどでもないか……その手前ぐらいだな。

「じゃぁ、キララ運んでくれないか?俺はミユキを連れていく」

「おっけー。キララちゃんの部屋でいいんだよね?ミユキちゃんはどうすんの?」

「ミユキは俺の部屋で寝かすわ」

キララと一緒に寝かすのもあれだしな。

「えっ?お母さん達の部屋じゃないの?」

母さん達の部屋、というのは現在ナナが泊まりに来たときに使っている部屋の事で父さんも一緒の部屋で寝ていた。

「なんでだよ?お前の寝る場所無くなるだろ?」

「えっ?あっ、えっ?私帰るけど……」

驚いた声をあげるナナ。なにいってんだコイツ。

「多少なりとも酔いかけてる女子高子を帰らせるわけにはいかねぇだろうが。俺が送ってやれたらいいんだがキララ達もいるから難しいしな」

「あっ、ありがと」

今更、なにいってんだよ。いつも泊まってるくせに。てか、更に酔い回ってきたのかさっきより顔赤くなってねぇか?まぁいいか。

「とにかく、とっとと運ぶぞ」

ナナに指示を出して俺はミユキの前に行く。

「ミユキ〜?大丈夫か」

「うりゅさい、アヒ君」

アヒ君て……てか、ミユキの中では俺をアキ君と呼んでいたのか。別にいいけど……と、そんな事どうでもよくて……出来れば風呂とか最低でも歯磨きはしてほしいが……無理だよな。

「ミユキ?パジャマとかは?」

「パジャマ……着る」

さいですか……ミユキの服等はミユキが持参した鞄にはいっているのだが……試しに鞄を持ってきてミユキの前に置いてみる。

「…………………………」

「…………………………」

「…………………………」

「…………………………」

着替えねえのかよ!!鞄見てるだけかよ……たくっ。

俺は軽くため息をつき鞄からパジャマを取り出して渡すが一瞥をしただけでそっぽを向く。もう描写するのも面倒だがなぜか泣いている。どうしろという。因みに、ナナも頑張ってキララを着替えさせようとしていた。

「オラッ。ちょっと大人しくしてろ」

ミユキの肩をつかんで身動きを確保してから服とスカートを脱がす。その時気づいたのだが明らかに胸の大きさが年齢と逆順になっているな。年齢はナナ、キララ、ミユキの順なのに胸の成長度はミユキ、キララ、ナナだな。まぁ、キララもナナもドングリの背比べでミユキが一人大きいのだが。そういや、大和怪伝の涼乃もでかかったっけ?

て、んなことはどうでもよくて……俺は手早くミユキを着替えさせる。その時もむにゃむにゃなにかミユキが言っていたがそこは割愛しよう。ナナも着替え終わらせたらしいし。

「ミユキ立てる……寝てる?」

「んにゅ。すー、すー」

気付いたら俺に体を預けて寝息をたてていた。いつの間に……

「んふふ〜。んにゃ〜」

「あ?」

キララの猫みたいな声を聞いて振り返る。どうやらナナがキララをおぶってるみたいだ。

「じゃぁ、キララちゃんの部屋いくね?」

「おう。頼む」

俺は軽く手をあげてそれに答えミユキをお姫様だっこして俺の部屋に運んだ。キララと同じくらいの軽さだったのが助かった。

その後ベッドに寝かせて布団をかけてやりリビングに戻る。

「ありがとな、ナナ」

先に戻っていたナナに声をかける。

「ううん。というか、私が悪いんだし」

「いや、お前に料理を頼んだ俺が悪かったよ」

「その言い方ひどーい」

「冗談だよ」「もう」

そっぽをむくナナ。コイツが料理が下手な事は知ってるからなぁ。

「じゃっ、ナナも疲れただろ?とっとと着替えて寝たら」

まだ10時で寝るにはいつもより早いけど別にいいだろう。

「う、うん。あっ、そうだ。アキはどうすんの?」

「俺?簡単に毛布でも被ってソファーで寝るよ」

「えっ?大丈夫なの?」

「大丈夫だって」

俺は笑いながら返す。

「……別に一緒のベッドに寝てもいいけど」

「ん?なんかいった?」

「な、なんでもない!!じゃっ、おやすみ」

そういって、そくさくと部屋から退散していった。なんだアイツ?まぁ、いいや。とっとと家事終わらせて俺も寝るか。今日は色々あって疲れたがなんとか乗り越せたなとこの時の俺は思っていた。まさか、あんなトラップが仕掛けてあるとはつい知らずに……

お酒って飲んだことない、というか飲めないしもちろん酔ったことないので酔いの描写は何となく書きました。

Nana「小説中に出てきたシャーベットの作り方って……」

あぁ、その通りやったらできるよ。結構オーソドックスな感じじゃないかな。ちなみにシャーベットの歴史はスペシャルサンクスWikipedia

Nana「Wikipedia役に立ちますね」

では。

Nana・Tsubasa「また、みなに会える時まで」

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