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中二病ってなんですか!?  作者: 椿ツバサ
暗闇からくる刺客~三日間の同居人~
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キララ「わ、我が出ていないだと!?」アキ「たまにはそういう回もあるみたいだぞ」

Aki「お前、サブタイトル……」

そういうときもあります。

Aki「いくらなんでもキララがいない回て」

そういうときもあります。

Tsubasa「楽しき時間を過ごしたまえ」

Aki「ちょっ、お前一人かよ!。」

そういうときもあります。

「…………違うもん。違うもん……うぅ」

「ミ、ミユキ〜。大丈夫か〜」

「……うるさい!!」

「あ、ハハ」

思わず苦笑いを浮かべる。俺の指摘から一時間。ミユキは完全に拗ねてしまっていた。キララはというとミユキが戦闘不能状態になったのが嬉しいのか一人で陽気にゲームをしていた。

「あぁ、ミユキ。今から昼御飯作るけどなんか嫌いな食べ物とかあるか?」

「…………」

ぶんぶんと顔を横にふる。嫌いな食べ物は無いんだな。その点はキララと違い偉いな。キララはピーマンやらアスパラガスやら苦味の強い野菜は嫌いだし。

「ん〜……じゃぁ、リクエストとかあるか?」

「ん。オムライス」

「オムライスだな。任せとけ」

俺はミユキに笑いかけながら頭をクシャッとなでる。

「んん。あり……がと」

少し恥ずかしげに返事を返してくれる。

では、と。料理を作っていこうとしたその時ピンポーンと音がなる。

「ん?誰だ……あれ?ナナ?」

ドアスコープから覗くとナナが立っていたが……どこか楽しげだな。なんだ、と思いながらドアをあける。

「ナナ?どうかした?」

「ア〜キ!!ふふん。なんか親戚の子来てるんだって?」

「なんで知ってるんだ?」

「アキのお母さんから聞いたんだ。ミユキちゃんっていうんでしょ?キララちゃんの一歳年下でしかも言動はアニメを真似してるとか」

「詳しいなヲイ」てか、キララの1つ年下だったのかよ。しかもアニメの真似してるとかまず俺に教えとけよ。

「それで、ミッキーとキラッチと遊んだりしてアッ君の手助けにやって参りました!!」ビシッ。

「あっ、間に合ってます。サヨナラ」バタン。

さ〜て、飯だ、飯。

「ちょっ、アキ!!なんでよ!!入れてよ」

ガンガンとドアを叩く音が聞こえる。

「手助けは正直ほしいがお前の場合騒ぎが多くなるほうに手助けしちまいそうだろからな。後、母さんの真似は止めろ」

再びドアを開けながら注意。

「失礼ね。大丈夫よ。というかいい加減入れてよ。さもないと……そうだ。学校でもアッ君って呼ぶよ」

「どうぞお入りくださいナナ様。来ていただき光栄でございます」

脅迫だ!!脅しだ!!という本音は心の中で押しとどめながらドアを開けてナナを招き入れる。

「昼まだだろ?食ってくか?」

「あっ、そう?ありがとう」

「……お前、最初からそれも目的の1つだったろ?」

ナナのわざとらしい演技にジト目でナナを睨む。

「あっ、バレた?」

「ったく。別にいいんだけどよ。昼はミユキからのリクエストでオムライスな」

「了解。じゃっ、ミユキちゃんどこいるのかな〜」

そのままミユキ探しに行きそうなナナの腕を掴む。

「ハイ、ストーップ」

「なによ?」

「今、色々あってミユキ凹んでるっぽいしいきなり知らんやつに話しかけられてもミユキが困るだろ?だから、俺から紹介すっからそれまで待っててくれ」

「色々って……アキなにしたの?」

訝しげな目でこちらを見てくる。イヤ、別に悪いことしてないからな!?

「ミユキが真似してるアニメの名前を当てちゃって恥ずかしさからか凹んでるわけ。因みに真似してたのは大和怪伝の黒木涼乃」

「またいいアニメをリスペクトしてるわね」

ナナはクスッと笑った。

「さて、と。あの子がミユキ」

「んっ?あっ、この子か」

俺は膝を抱えているミユキを指差した。

「ミユキ?ちょっと、いいか?」

「なにかしら?」

振り向いてはくれないが答えてはくれた。だが口調はまだ拗ねた感じだった。

「紹介したいやつがいるから。俺の友人の白由利ナナ」

「よろしく、ミユキちゃん」

笑顔で手を差し出すナナ。だがミユキはその手を一別してからそっぽを向く。

「よろしくされる覚えはわたくしにはない」

「お、おい。ミユキ。そういう言い方はどうかと思うぜ」

「貴方にそのようなことを言われる筋合いもない」

思わず苦笑いを浮かべてしまう。完全に自分の殻に閉じ籠っちゃってんな。でも、今はこの子を預かってる俺がこの子の保護者が訳だし少し強めに言ってみるか。

「ミユキ。確かにお前は不本意で家に来てるのかもしれないしミユキの家にどういうルールがあるのかも知らない。でもな、今は我が家の一員なんだから我が家のルールにしたがってもらう。挨拶はきちんとしろ」

「…………」

ミユキはなにも言わない。少しきつすぎたか、と思っていたらナナが袖を引いてきて小声で喋りかけてくる。

「別に私は無視されてもよかったのに。ちょっと、言い過ぎじゃない?」

「どうだろうな……機嫌をもっと損ねただけだったかな」

と、後悔していたその時。

「……よろ、しく」

「えっ?」

「だ、だから!!よろしくって言ってんの!!」

ちょっと、怒ったように手を差し出してくるミユキ。その姿に笑みがこぼれた。なんだ、根は素直な子じゃないか。

「ふふっ、改めてよろしくね、ミユキちゃん」

ナナはその手をとる。どうやら第一難関は突破みたいだな、と俺は心の中で喜んだ。

ミユキ可愛いよミユキ。

Aki「変態」

そういうときもあります。

Aki「どういうときだよ!?」

そういうときもあります。

Aki「もういい俺がバカだった……また、みなに会える時まで」

ちょっ、僕は!?

Aki「お前が言うな!!」

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