キララ「暁の記憶」アキ「朝早く」
ミニ小説コーナー2-1
野山の実りを司る農業の女神、デコハルにはミライフィオネという美しい娘がいました。
野山で花を摘むことが大好きだったミライフィオネはその日も歌を口ずさみながら歩いていました。
ミライフィオネ(以下ミライ)「あれ?この花は?」
その時ある花を見つけました。それは今まで見たことのない美しい花だったのです。思わずミライフィオネが手を伸ばしたその時。
ミライ「キャッ!?」
なんと花の根元から穴が開きどんどん大きくなり馬車にひかれた戦車が表れたのです。
新ミニ小説。今回も神話をもとに書いてます。それでは本編どうぞ!
Tsubasa「闇を明けよう、心に光を」
んん……あれ?なんか背中が重くて、柔らかい。というか、いつの間に俺は寝てたんだ?たしか心晴ちゃんと夏喜さんと一緒に話してて、それが結構長くなって気がついたら12時回ろうとしてて……。そこまでは覚えてるんだけどな。というか、今何時?
「……はっ?って、う―――」
驚いて叫びそうになってなんとか押しとどめる。俺の肩から背中にかけて心晴ちゃんが乗っていた。だから、その……背中に胸が当たって。重さと柔らかさの原因発見とか言ってる場合じゃなくて―――おっけー。落ち着け俺。まずは、心晴ちゃんをどかして。よし、それから立ちあが―――。
「いつっ!?」
な……んだと?
背中に思いっきり拳が振り落された。その衝撃の原因はすぐにわかる。ナナの寝相か。そういや、ひどいんだよ。忘れてたよ。ソファーからおちないように毛布で対策していたから落ちはしなかったみたいだけど。
「たくっ」
俺は悪態をついて立ち上がる。窓からは赤い日かさしている。時間を確認すると6時50分。そっか、寝てて。というか、この毛布は?
「あっ、これは」
一枚の紙を見つける。そこに書かれてある文字を読み上げる。
「2人とも途中で寝ちゃったから毛布を掛けときました。私は帰ります、夏喜……か」
ということは夏喜さんに悪いことをしたな。そういや昨日なんだかんだで疲れてたし眠気には逆らえなかったか。
「ふぅ……」
俺はまずナナの毛布をかけなおす。それから、心晴ちゃんの方も少しずれてたから直して―――。
「ん……」
「あっ」
微かにうめき声をあげて目を覚ます心晴ちゃん。毛布かけなおそうとして触ったのが原因か。ばっちりと目があう。まだ、心晴ちゃんは眠気眼だけど。
「えっと、おはよう」
そういいつつ先に顔でも洗っといたほうがよかったかなぁ、なんて思ってしまう。
「アキくん、おはよう……アキくん!?」
一瞬にして覚醒したのかガバっと顔を上げる心晴ちゃん。
「えっ?なんで、アキくんが―――」
「シー。まだ、ナナも寝てるから」
俺はあわてて静かにするように言う。言われたら心晴ちゃんはチラリとナナの姿を確認して深呼吸をする。どうやら、大体の事情は呑み込めたらしい。
「えっと……ごめんね?アキくん」
「いや、俺は別に。なにもしてないし。夏喜さんが色々やってくれたからさ」
俺は苦笑いを浮かべる。それで、ああと分かったように心晴ちゃんが頷く。
「まっ、朝ごはん食べてきなよ」
「う、うん。あっ、洗面所借りていい?」
「ああ。場所は……わかるよね?好きに使って」
正直俺も使いたかったが、レディーファーストということで。
「ありがと」
と、じゃあ俺はどうしよっかな。ご飯は正直昨日の残りとを組み合わせればいいからそんなに焦らなくても……。あっ、そうだ。
立ち上がって一度部屋に戻る。そして隠しておいたプレゼントの箱を三つだす。昨日はパーティーという形で別の物を用意していたが本当はこっちもある。もともと用意していたプレゼント。キララ用のうさぎ、ミユキ用の猫、ナナ用の犬の人形を手にして部屋を去る。そしてそれぞれの枕元にそれを置いた。
順番的に最後になったナナの顔を何となく見る。無邪気になんか笑っていた。いい夢でも見ているのかもしれないなと俺は少し笑った。
なんやしらんが今回の章長くなってやがる。
Miyuki「次終わる予定やねんやんな?」
うん。まあ、書きたいことをどんどん書いてるからね。
Miyuki「ならいいんちゃう?」
だね。それでは次回!
Miyuki・Tsubasa「突き進めひかりに。闇を超えて」




