キララ「宴の終わり」アキ「パーティー終了」
ミニ小説1-3
時間は残酷に過ぎ当たり前に神のお告げが撤回されることなくとうとう儀式の日がやってきました。
ミユキレス(以下ミユキ)「なんでこんなことなってんやろ」
キララース(キララ)「愚かなやつらめ……」
祭壇に横たわる二人。執行役が近づき剣を振り上げる。だがしかしどこからともなくキラキラ輝く動物が飛んできて二人を背にのせ空のかなたへと飛んでいきました。
その動物はなんと黄金に輝く羊だったのです。アキタマスとナナーレの願いが届いたのでしょうか。
九死に一生を得たキララースとミユキレス。しかし黄金の羊の飛ぶスピードは速すぎました。ミユキレスが羊からおちたのです。
キララ「ミユキレス!」
ミユキ「くっ……」
なんとか手を差し伸べ捕まえるキララース。ですが、2人は子ども。とうとう力尽きようとしたときまた奇跡が起きました。
ナナ「キララース、ミユキレス!」
キララ「あっ」
なんと黄金の羊は国外へと逃げてきていたナナーレの元へと送っていたのです。力がなくなり手を放すキララースとミユキレス。しかし落下するミユキレスはナナーレの腕に抱きとめられ助かったのです。
黄金の羊はキララースをおろし黄金の毛皮を彼女たちに渡し神の元へと向かったのでした。
その後、彼女らはアキタマスの隠れた援助と黄金の毛皮の力により隣国の皇子とキララースが婚約し幸せに暮らしたのでした。
以上で今回の小説は終了したいと思います。はい、お気づきかもしれませんね。こちらは牡羊座の神話をもとにして作成いたしました。なんか、二名ほど悪役にしてしまいましたが……。ともかく本編行きましょう。
Tsubasa「闇を明けよう、心に光を」
宴もたけなわ……の意味って実は最近まで知らなかったけど、たけなわって今が最も盛んな時期という意味らしい。ということは、実はこの言葉が使われる大半の場合ってそうでもないんじゃと思うんだが……言葉にそこまで深く考える必要性はないだろう
そんなわけで話もそろそろ尽きてきたところでパーティーもお開きとなった。青葉と未来ちゃんは未成年ということもあるので夜遅くまでここに置くわけにはいかず、姉の恵さんと笹原先生と一緒にかえっていった。キララ、ミユキは両者とも寝落ちしてしまっておりナナも半分眠ってたので、結局後片づけは俺と夏喜さん、そして心晴ちゃんで行うこととなった。
「ふう……。こんなものかな」
「ありがとう、心晴ちゃん」
「あっ、アキくん。うん。そっちは?」
「こっちも、終了」
因みに俺はキララとミユキをベッドまで運んでいた。ぐっすり眠っていたから起こすのが忍びなかった。
「2人ともお疲れ様」
「夏喜さんも」
俺は笑って返す。なんだかんだで夏喜さん大活躍のパーティーになっちゃったな。
「ほらっ……、ナナ。起きなさい」
夏喜さんがソファーで眠っているナナに呼びかける。が、ナナは小さく身じろぐだけで起きようとしなかった。
「ははっ、無理そうですね。それに、仮に起きたとしても帰らすのが危なそうですね」
俺は苦笑いを浮かべる。
「アキ君、悪いけど」
「ええ。まあ、毛布でも大量にかぶせたら風邪ひかないと思いますし」
意図を察して俺は動く。というか、半ばこうなること分かってたからすでに用意していた布団をかぶせてやる。
「それじゃあ、わたしもそろそろ帰ろうかな」
心晴ちゃんが呟いて立ち上がる。
「心晴ちゃん、時間まだ大丈夫だよね?少し休んでいかない?」
「えっ?」
「あっ、急ぐならいいんだけど」
「う、ううん。じゃあ、もう少しいよっかな」
「よかった。夏喜さんも、もう少しゆっくりし行ってください」
「ええ。そうしよっかな」
俺は返事を聞いて2人に座っててと言ってから一度キッチンに引っ込み戸棚を探る。たしかこのあたりに……あっ、あったあった。グラスもここに。
「お待たせしました」
「アキくん……って、それ」
「うちにある数少ない料理酒じゃないお酒。ワイン、行けますよね?」
俺は確認をとる。2人とも大丈夫というのでグラスに注ぐ。
「どうぞ」
「ありがとう。じゃあ、心晴さん?」
「あっ、はい」
夏喜さんがグラスを上げたのを見て意図を察した心晴ちゃんがそれに応じてチンと合わせる。そして一口飲んでおいしいと二人とも呟いた。だが、ふと心晴ちゃんが気付いたように俺に問いかけてきた。
「あれ?そういや、どうしてお酒があるの……?」
「えっ……?ああ、俺が買ったんじゃないよ。姉が買ってきたんだよ。心晴ちゃんとか、笹原先生とか……まあ二十歳越えの人とも交流あるって知った時にもしもの時にって」
そんな機会ないだろうなと思っていたんだけどまさかやってくるとは。ちなみに一本しかないのでパーティー中にだすと絶対中途半端になりそうだったから出さなかった。
「なんだ。ちょっとびっくりしちゃった」
「アキ君はそんなことしないよね」
「あはは。まあ、そうですね。おつまみないんで、パーティーの残りのお菓子をお供にしてください」
「ええ」
どうでもいいけど、このツーショットは珍しすぎるな。なんて思いながら談笑をする。
「そういえば……白由利さん」
「なにかしら?」
「ミユキちゃんと仲良さそうですけど……コツとかありますかね?」
ふと話を切り出す心晴ちゃん。初期よりもだいぶミユキと打ち解けている印象があるとはいえやはり過去に生じている溝というのは気になるのかもしれない。
「う~ん。私の場合は特にないんだよね」
「そうですか……。ってことは、わたしが頑張らないといけないのか」
グッと拳を握る心晴ちゃん。何となく微笑ましくて笑ってしまう。
「なに?」
「いや、なんか妙に可愛くってさ」
「かわ……!?も、もう」
「……?どうしたの?」
なんか慌てる心晴ちゃん。すると夏喜さんが苦笑いを浮かべた。
「ここまで進化してるか」
「進化?」
「こっちの話だから気にしないで」
どういうことだろうか?夏喜さんはなんか少し呆れ気味だし心晴ちゃんは顔赤くしてるし……。
「今日は心晴さん、大勝利の日みたいね。ナナには悪いけど」
Nana「可愛いとかをなんお照れもなくAkiってなんなの?」
ただの天然ジゴロ。
Nana「……Akiらしいけどさ。もういいよ。というか、前書きシリーズはどうするの?」
別の神話をもとに作りたいと思います。
Nana「なんで神話縛り?」
新しく考えんるのが面倒だし著作権上なんの問題もなさそうだし。
Nana「……本音が駄々漏れしてる」
いいじゃん、別に。それではまた次回。
Nana・Tsubasa「突き進めひかりに。闇を超えて」




