キララ「物渡しイビル」アキ「そんなものにまで悪意が!?」
ミニ小説1-2
チノハールは国中の農民に配給するはずである麦の種を配給前日にすべてあぶってしまったのです。一見意味の分からぬ作戦。しかし、時がたてば結果が出てきます。火にあぶられた麦の種は芽を出すはずがないのですから。
国中は大混乱。そこで、神官メグミリックに神からのお告げを聞くことになりました。
メグミリック(以下メグミ)「神の怒りを沈めたければキララース王女とミユキレス王女を生贄に差し出さねばならないよ」
しかし、この言葉はデタラメ。メグミリックとチノハールは結託し見返りをもらうためにメグミリックは嘘をついたのです。
しかしそんなことを知らぬアキタマスは悩みます。国中にこの信託はチノハールにより知れ渡り国民の圧力もありました。そこでアキタマスはこっそりと前妻ナナーレに会いに行きました。
アキ「どうすれば……いいだろう?」
ナナ「信託だもん。祈りをささげるしかないよ」
たとえどのような権力者であっても国民の圧力には敵わないと知る二人。二人は必死に祈りをささげ一匹の羊を神に献上しました。
と、今回はここまで。恐らく次で今回のミニ小説は終わると思います。感のいい人ならこれがなんの神話かわかったかもしれませんね。では、本編。
tsubasa「闇を明けよう、心に光を」
あの後……それぞれのプレゼント交換が進んでいく。
順番にナナが取ったのはキララのもの。笹原先生が取ったのはナナのもの。未来ちゃんは俺の、ミユキは恵さん、青葉はミユキ、恵さんが青葉、キララが夏喜さんのものをとった。
「ということは、ラストは……」
「うん、わたし。えっと……残ってるのは」
笹原先生が手を上げてプレゼントを手にしながら探る。
「私だな」
「あっ、笹原先生でしたか……」
「なんだ?不満か?」
「い、いえ。滅相もないです。た、楽しみだなー」
……本当心晴ちゃん、笹原先生に弱いんだな。なんていうか、らしいというか。
「えっと、これは……。ネックレス?」
キラキラと輝くネックレス。それは結構値が張りそうなものだった。
「すごい……」
「まあな。実はちょっとタイムバーゲンのような感じで安売りしているのを見つけたからな」
「だとしても……すごくないですか」
少し驚いてる心晴ちゃん。そうだよな。プレゼントで贈るには結構高額な物のきがする。まあ、心晴ちゃんに似合いそうだけ……って、あれ?
「そのネックレス、女性ものですよね?」
「ああ、そうだな。小鳥遊に当たらなくて残念だ」
「確信犯ですか!?」
他のメンバーは俺が男であることを考慮して男女どちらでもいいようなプレゼントだったにもかかわらずこの人は……。
「まあ、その場合はそのまま彼女ができたときにでも渡せばいいんじゃないのか?」
「人からのもらい物を渡せませんよ。そもそも彼女いないですし、その彼女にも失礼でしょ」
「そうなのかな。お前らはどうだ?木原、白由利、黒石、倉崎妹」
「なんで私達名指しなんですか!?」
ニヤリと笑った笹原先生にツッコムナナ。てか、笹原先生このメンバーをあおるの好きだな。
「なんか、彼女云々のところでふりそうやとは思ったけど」
ため息をつくミユキ。てか、このあおりはどういうことだ?別にいいけど。
「あはは。笹原さんも、これ以上やめてあげてください」
「ふふっ。そうですね」
笹原先生をたしなめる夏喜さん。やっぱり空気を回してくれるのは夏喜さんか。
「だが、しかし……これ以上先の導を考えておるのか?」
「いや、まったく。まあ、後は適当にだべってかなって考えてる」
まあ、クリスマスパーティーって結局はこうなるしね。てか、それはパーティー全般にいえることか。というか、さっきから1人ぼーっとしてるけどけど……。
「未来ちゃん、俺のプレゼント気に入らなかった?」
「えっ?あっ、違いますよ!」
慌てて否定する未来ちゃん。俺の送ったプレゼントは笹原先生と同じくアクセサリー系、ブレスネットだ。それを付けてただ眺めていたから気になってしまった。
「むしろ逆だよねー、未来」
「ね、姉さんは黙っていて」
少し怒った口調の未来ちゃん。
「あはは、ごめんごめん」
「もう……とにかく、気に入ってますから」
ニッコリと笑う未来ちゃん。なら、よかった。
「これで修羅場にならないのがすごいよね、この人たち」
小さく青葉がぼそっと呟いたがなにか聞き取れなかった。
心晴と未来大勝利。
Nana「異議を申し立てたいんだけど……」
まあ、落ち着いて。これにはわけがあるから。ね?
Nana「う~ん……そうなの?思い付きとかじゃ」
いや、結構考えて誰が誰にプレゼント渡すとかやったよ。適当になんかやってません。ただ、笹原から心晴へというのは完全に残ったもの通しなんだけどね。
Nana「やっぱり、爪が甘いよね」
テヘペロ。
Nana「可愛くないから……もう」
Nana・Tsubasa「突き進めひかりに。闇を超えて」




