キララ「談義の元に」アキ「俺の相談は一つだけ」
皆さん100話目です!ということで予告通りSS集もあげさせていただきます。
Nana「二話あげするんだね」
一話ずつも考えたけど言い訳に使いたくなかったんだよね、本編更新が遅れる。
Miyuki「そうなんや」
にしても、まさかここまで続くとは思ってませんでしたよ。
Aki「長いことやってるもんな」
うん。といっても、本編の方は通常通りなんだけどね。
Kirara「では、そろそろ参るか」
ですね。では。
Aki・Kirara・Nana・Miyuki・Tsubasa「幕のあける舞台。さぁ、物語の始まりだ」
「つまりはキララちゃんの服のデザインで迷ったということね」
恵さんが俺の説明を聞いてまとめる。
「はい、そうです」
「というより……アキさん服のデザインもできるんですね……」
「だよね、まずそこに驚きだよ」
俺が服のデザインをできることを知らない倉崎姉妹が驚く。そういや言ってなかったっけ?
「ま、まぁ……。素人ですけどね」
少し居心地が悪くなって目線をそらしながら答える。これ以上話を掘られるのもあれなので話をずらそう。
「それで……これが没にしたデザインです」
俺は鞄から数枚の紙を差し出しテーブル上に置く。
「えっ?普通に可愛いじゃないですか」
未来ちゃんがそれらの紙をみて呟く。
「何が不満なの?」
「みんな可愛いと思うけど」
「アタシも同感かな」
未来ちゃんに続くようにナナ、心晴ちゃん、恵さんも続く。
「いや……たとえばこれとかだとこのあたりが派手……というか、少し重いですし、これだとキララが年の割に幼いからなんか子どもが無理やり大人っぽくしようと背伸びしてる感じですし、逆にこれだと子どもっぽくなりすぎるんですよね」
俺は一枚一枚気に入らない部分を大雑把に説明していく。空色の髪に合わせるのも難しい。
「そ、そうなんだ」
ナナが苦笑いを携えて頷く。
「なんだよ?」
「えっと……」
言いよどむナナをいぶかしげに見ていると恵さんが口をはさむ。
「アキくんのシスコンっぷりにナナちゃん若干引いてるんじゃない?」
「ね、姉さん!」
なんとも無いような感じで言った恵さんに未来ちゃんが注意するように言う。
「だれがシスコンですか」
「妹の為にそこまで考えてるのがその答えな気がするけど。多分笹原先生がいたらもっと言ってると思うけどね」
「……そうすか」
諦めたようにと息を吐く。正直さ、みんなからシスコンシスコン言われて多少はそうなのかと思う部分が出てきてるから否定する気が起きないよ。
「多少だと思ってることすらおこがましい」
「久々だな、読心」
ぼそっと呟いたナナに突っ込む。
「とにかく、みんなの意見をきかしてほしいんだ。キララにはどういった服装が似合いそうなのかを」
俺は一度咳をして話を切り替える。シスコン談義はもういいです。
「そうだね……ん~……いくらわたし達が可愛いと思ってもキララちゃんが気に入らなかったら意味ないもんね」
「そうなんですよね。まあ、アイツの好みは……あれですけど」
俺の言葉にだよねと言いたげな表情を見せる面々。
「まあ、気にせず女の子の感覚というのをみんな教えてください。それをまとめますんで」
俺はそこまで迷わなくてもいいというように俺は促す。
「じゃあ、アキくんも女装する?」
「し、ま、せ、ん!!」
ニヤリと笑った恵さんに思わず大きな声でツッコミせざる得なかった。
アキの女装ネタは久しぶり。
Aki「こいつ……」
は~い、アキの女装の絵を描いていただける方募集してまーす。
Aki「なんで女装限定だよ!!」
Nana「でも、ありだよね」
miyuki「うん」
Kirara「うむ」
Aki「お、お前ら……」
いや、まあ、女装に限らず絵師さんは随時募集中ですけどね。それでは
Aki・Kirara・Nana・Miyuki・Tsubasa「encoreのその先へ。拍手が続く限り」




