1話
「お前が噂のソロのシーフか?」
茶髪の高校生くらいの男が冒険者ギルドで声をかけてきた。
「おうとるけれど、政府公認の勇者様が僕みたいな一介のシーフに何用で?」
正面の男が一呼吸おいて
「俺のパーティーに入ってくれないか?」
僕のパーティー加入が目的らしい
「単刀直入やね。そやけど僕のこと怖くないん?糸目で関西弁何て裏切るキャラの代名詞やけど。」
「最近じゃそんなキャラのほうが強いうえに誠実だぜ?」
「気楽やね。じゃ僕が万年ソロやってんのはどう説明するん。」
「それは...お前の強さに恐れをなしたんじゃね?」
「あやふややなぁ」
「うっさいなぁ、国家権力で組ませるぞ。」
「そないな横暴許されるん!?」
「お前ソロだろ‼政府公認の勇者パーティーに入れるんだから感謝しろよ。」
是が非でも僕をパーティーに入れたいようだ、が…
「そんなんで信用できるん?僕のこと。」
「できるさ。しかも、まだ仲間にもなってないのに裏切るも何もないだろ。」
「そこまで言うんやったら入ってやるわ、けど僕に裏切られたら君の責任やで。」
「上等だ、任せてくれよ。そもそも裏切られたら叩き潰せばいいだけだしな。」
ステータスを見ただけで分かる...とんでもない実力だ、政府に認められるのもここまで自信過剰なのも納得できるが...
「せやけど勇者パーティーなんやろほかの仲間はどうしたん。」
「ああ...この冒険者ギルドの近くのホテルに泊まっているよ。もともとお前をパーティーに加えた後関西三大ダンジョンの一つの”calcite”にいくんだよ。」
”calcite”と聞いて納得した”calcite”は大阪にある初心者向けのダンジョンだ、浅い階層なら一週間前に発表された勇者パーティーにとっていい練習台になるだろう。
「最近にダンジョン攻略を始めた勇者様方にはお似合いやね。」
「はぁ‼言っとくけどな俺もパーティーメンバーも一応いくつかのダンジョンには行ったことあるし、なんたって国にも認められてるんだぞ。」
「対して実績もない奴が政府公認の勇者になるったってネットでも散々たたかれとったやろ。」
「これから結果を出してくんだよ‼」
「まあええわ。それで今からいきなり”calcite”に潜るんかいな。」
「ちょっとここからじゃ遠いからな、情報収集やらパーティー登録やらをすまして明日から攻略するよ。」
その後、ほかの仲間がいるというホテルに案内してもらった。
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